【新NISA】楽天証券で月15万円クレカ積立投資計画

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新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。

今回はクレカ投資枠が拡大したことで、楽天証券で月15万円まで積み立て投資をすることについてです。

本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。

 

楽天証券で月15万円投資計画

さて、このようなご質問をいただきました。

「いつも動画を拝見しています。

質問ですが、クレカ投資枠が月10万円まで拡大しました。楽天証券だと、楽天キャッシュの5万円分を合わせて15万円まで投資できるようになりました。

以前の動画で、Q太郎さんはクレカポイントをもらうために、新NISAの積立投資枠で毎月楽天プレミアムカード5万円積み立てと、楽天キャッシュ積み立て5万円をおこなっていると言っていました。

楽天プレミアムカードは還元率が1%ですが、楽天キャッシュはカードの種類にかかわらず0.5%です。

今回のクレカ枠拡大で、Q太郎さんはどうする予定でしょうか。

新NISAの積立投資枠は10万円までなので、楽天プレミアムカードでの積み立てを10万円分にして、楽天キャッシュの5万円を取り消すのがいいのでしょうか。

それと毎月の取り崩し投資ですが、動画では成長投資枠の取り崩しのみで、積立投資枠での取り崩しがありません。

積立投資枠では取り崩し投資はおこなわないのでしょうか。お答えいただければ幸いです。長文失礼します」

とのことです。要点としては、

・クレカ積立枠10万円と、楽天キャッシュ枠5万円をどう使うか。

・積立投資枠での取り崩しはしないのか。

の2点の質問なので、一つずつ答えていきます。

クレカ枠15万円の内訳

クレカ積立枠10万円と、楽天キャッシュ枠5万円をどう使うかについてです。

楽天証券では、カード積み立てにおいて、

楽天カード 0.5%
楽天ゴールドカード 0.75%
楽天プレミアムカード 1%

となっています。ただ信託報酬のうち販売会社が受け取る手数料(代行手数料)が年率0.4%(税込)以上のものは、無料の楽天カードでも1%もらえてしまいます。

そのため自分の買っている投資信託の信託報酬が高ければ1%もらえますので、無理に楽天プレミアムカードにする必要もないでしょう。

ただ多くの人は信託報酬の安いインデックス型の投資信託なので、1%もらいたい場合は、楽天プレミアムカードにする必要があります。

それで各カードでS&P500やオルカンなどインデックス投資信託を10万円積み立てた場合、

楽天カード 0.5%(6000pt)
楽天ゴールドカード 0.75%(9000pt)
楽天プレミアムカード 1%(12000pt)

となり、無料の楽天カードでも年間6000ptもらえるというなかなかインパクトのある数字になります。

さらにいうと、楽天プレミアムカードの年会費は11,000円(税込)なので、12000pt還元されれば積立投資だけでこの年会費をペイできてしまいます。これはけっこうありがたいですね。

ちなみに楽天キャッシュは、その供給源である楽天クレカの種類関係なしに、一律0.5%です。毎月5万円まで積み立てられるので、年間では3000ptですね。

そのため楽天クレカ10万円+楽天キャッシュ5万円の、合わせて15万円を毎月投資した場合、

楽天カード 9000pt
楽天ゴールドカード 12000pt
楽天プレミアムカード 15000pt

となり、無料の楽天カードでも毎年9000ptももらえてしまいます。

そのため、ポイントがほしいばあい、できれば15万円投資したほうがいいですが、新NISAの積立投資枠は10万円までしかありません。

そのため、残りの5万円を投資したい場合、成長投資枠を使うのがいいでしょう。

毎月10万円投資

これを踏まえたうえでどう投資するかですが、以前に楽天カード5万円+楽天キャッシュ5万円にしていて、毎月10万円までしか投資しないという方は、ポイントが変わらないのでそのまま続行でOKです。

ただ信託報酬のうち販売会社が受け取る手数料(代行手数料)が年率0.4%(税込)以上のものは楽天カードでも1%になるので、この場合は楽天キャッシュをキャンセルして、10万円分をすべて楽天カードで支払うのがよいでしょう。

アクティブ型の投資信託とか信託報酬が高いものはこの条件を満たしている場合が多いので、かならずチェックしておきましょう。

楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカードの方で、毎月10万円までと決めているのであれば、この場合も楽天キャッシュをキャンセルして、10万円のクレカ決済をするのがいいですね。

ちなみにSBI証券のほうですが、三井住友カード プラチナプリファードで積立すると、5%も還元されます。年間120万円積み立てたら、6万ptも還元されることになり、けっこうインパクトがあります。

プラチナプリファードの年会費は33,000円(税込)と高額なのですが、6万ptあればじゅうぶんペイできますね。

あとこのカード、

GOタクシー:4%
セブンイレブン・ローソン・セイコーマートなど:6%
エクセルシオールカフェ・ドトールコーヒーショップ:6%
すき家・マクドナルド・モスバーガー・すかいらーく:6%

など、普段づかいの外食でも地味に高還元率だったりします。SBI証券メインの人はこのカードを考慮してみてもいいかもしれません。

ただQ太郎は楽天証券メインなので、このカードを使うことは今後もないとは思います。あと外食とかも基本行かないし、コンビニも基本使わなし、タクシーも基本乗らないので、必要性もないかなといったところです。

「ポイントが欲しいからコンビニで買い物」とか本末転倒にならないように注意したほうがいいとは思います。

あと、いまの高還元率は客寄せのためで、楽天みたいにたくさん客が集まってからの改悪コンボを叩き込まれる可能性もあるので、そのあたりも注意が必要とは思います。

楽天プレミアムカードは年会費11,000円ですが、こちらは3倍の33,000円なので、ポイント還元率激減とかなにか改悪があった場合に、金額が大きい分損失が大きくなりそうな感じはあります。カード会社からのポイント変更お知らせとかのメールはちゃんとチェックしておいたほうがいいでしょう。

毎月15万円投資

次に毎月15万円までの投資ですが、積立投資枠ですでに楽天クレカ5万円+楽天キャッシュ5万円にしている方は、そのまま継続すればいいでしょう。

残りのクレカ積み立て5万円ですが、これは成長投資枠で積み立てていきます。

Q太郎のように、成長投資枠に年初ですでに240万円を一括投資してしまった人はもう枠がないので、来年から始めましょう。

「どうしても今年始めたい」という方は、とりあえず今は特定口座を使って積み立てるのがいいかと思います。それで今年の年末にキャンセルして、来年からは新NISAの成長投資枠で積み立てを始めればいいでしょう。

Q太郎はどうするか

それでQ太郎はどうするかですが、積立投資枠はそのまま楽天プレミアムカード5万円&楽天キャッシュ5万円で継続します。設定変えるのが面倒ですし、タイミング次第で積立失敗してしまうのが怖いですしね。

それで残りの5万円ですが、とりあえず特定口座で何か積み立てようと思います。取り崩し投資の実験で使っている投資信託とかぶると計算が面倒になるので、使っていない投資信託として「eMAXIS Slim 全米株式」を選びました。これはeMAXIS Slim版のVTIですね。

S&P500は大企業だけですが、それに中小企業を加えた全米の株式パッケージです。信託報酬も0.09372%と0.1%を切っています。

設定日が昨年の9月とまだ始まったばかりなので、隠れコストがどれだけあるのかが不明ですが、eMAXIS Slimシリーズならまあ大丈夫かなという見切り発信で積み立ててみます。

来年からは?

ただ全米株式への投資は今年だけで、来年からはこの5万円を新NISAの成長投資枠で使います。

現在、新NISAの成長投資枠では4本の投資信託を使って取り崩し投資をしていますが、そのうちの一番取り崩しパーセントが少ないオルカンを積み立てることにします。

現在、オルカンは0.3%取り崩しをおこなっていますが、来年からは取り崩し自体は続行しつつ、オルカンだけ年初一括ではなく、クレカ積み立てで行いたいとおもいます。

ただちょっと懸念があって、現在取り崩しは楽天の自動売却機能を使っていますが、この売却日時とクレカ積み立ての日がかぶってしまったらどうなるかという部分です。

投資信託の、同日での同時売り買いはできないので、この場合、売却日を自動的にずらしてくれるのかどうかが不安ですね。

とりあえずやってみて、日にちがかぶった場合にどうなるのかについてはまた動画で報告したいと思います。

クレカの引き落としは前もってなされるので、おそらく自動売却のほうが日にちをずらしてくるような気はします。

そんなわけで、来年から新NISAの積立投資枠は現状維持、成長枠は、オルカン以外の3つは年初一括購入、オルカンの60万円分はクレカ積み立てでポイントをもらう形にしたいと思います。

積立投資枠の取り崩し

それともう一つの質問であった、「新NISA 積立投資枠の取り崩しはやらないのか」についてですが、こちらについてはやらないというより「やれない」という状況です。

というのも、楽天証券の自動売却機能に、積立投資枠の投資信託が表示されないのですね。

旧NISAの積立投資のやつは表示されるのですが、新NISAのほうは出てきません。

そのため、自動売却はできないというのが現状です。やろうとするのであれば手動になってしまいます。

それで、いちいち計算して、それを毎月取り崩してみたいな真似をするのはさすがに面倒ですので、積立投資枠の取り崩しはやらないことにしました。

これは楽天証券が「積立枠は売るんじゃねえ。ひたすら最後まで積み立てろ」みたいな親切心からやってくれてるのかもしれませんので、いまはそれに従っておきましょう。

ちなみにSBI証券のほうで、新NISAの自動売却ができるかどうかわからないので、知っている方がいればコメント欄で教えていただけると、動画で紹介してみんなで情報共有できるとは思います。

 

まとめ

そんなわけでまとめると、

・楽天カード&楽天キャッシュで月10万円積み立てていた方で、10万円積み立てをキープする場合、楽天キャッシュをキャンセルして楽天カードで10万円積み立てたほうがお得。

・15万円積み立てたい場合、積立投資枠はそのままにして、残りの5万円を成長投資枠で積み立てる。

・今年枠がなくてそれでも投資したければ、来年まで特定口座で積み立て。来年から成長投資枠で積み立てる。

・楽天プレミアムカード、三井住友カード プラチナプリファードは10万円積み立てれば年会費がペイできてお得(いつまで続くかわからないので注意は必要)。

・楽天証券では、積立投資枠の自動売却はできない。

となります。

クレカ積み立ての枠が広がったことで、楽天プレミアムカードの年会費がペイできるなど有利になる部分が増えたのはよいことですね。

ただ先ほども言ったように、いつまでこのポイント還元が持つのかといった懸念もあります。使う人が増えればそれだけポイント還元も大きくなりますので、企業も収入をガリガリ削られるわけです。

諸行無常の世の中ですので、客寄せのためにいまだけ高還元で、あとあと改悪も十分ありえますので、情報収集は怠らないほうがよいでしょう。

そんなわけで、クレカをうまく使って、お得に投資していくのがいいとは思います。