節約が続かないなら「エコ」を目的にする理由

節約が続かないなら「エコ」を目的にする理由
【毎日17時更新中!】たまに午前中にも追加投稿します。十円や百円を我慢しても、人生はほとんど変わらない。それなら、何のために節約するのでしょうか。目的を「お金」から「ゴミを増やさないこと」へ変えると、同じ買わない行動の意味が変わります。この...

こんなコメントをいただきました。

「節約をしようとしても、「何のためにこのお金を貯めているのか」と我に返って、急に冷めてしまうことが多いですね」

とのことです。ありがとうございます。

これは節約がうまくいかない理由の一つでもありますね。そもそも「お金を使わないこと」だけを目標にすると、生活がどんどん小さな我慢の集まりになっていくのですね。

ペットボトルを一本買わなかった。

洗剤を十円安く買えた。

ティッシュを一枚使わずに済んだ。

もちろん、それ自体は悪いことではありません。

でも、「お金だけ」を見ていると、だんだん何のためにこんなことをしているのか分からなくなります。

十円や百円のために我慢しているような気分になり、最後には面倒になってやめてしまう。そもそも十円とか百円で人生は変わらないわけです。十円や百円を使ったことで経済的困難に陥るわけでもないので、これはテンションが落ちて当たり前だと思います。

そこでQ太郎は、節約に「エコ」という、もう少し大きな目的を重ねています。

エコというと、なんか左の人たちが好きそうなテーマで、毛嫌いする人も多いのですが、節約や人生の目的として考えると、結構使える思想なのですね。

つまりエコを使って、節約や人生に大きなテーマを持ち込めるわけです。節約が「お金のため」ではなく、「地球のため」になるのですね。一気に壮大なテーマになるわけです。

例えば、お金を減らさないためではなく、ごみを増やさないために買わない。

自分が貯金をするためだけではなく、次の世代へ余計なゴミを残さないために買わない。

目的が変わると、同じ「買わない」でも、我慢している感じがかなり減るのですね。むしろ地球を守るために戦う自分がそこにある。テンションやモチベーションがまったく違うわけです。十円や百円の節約が、一気に意味を持つようになってくる。

そんなわけで、ようこそ、Q太郎のお金の哲学へ。お金に飲み込まれないための生存戦略を独自の視点で解説します。

今回は「節約が続かないなら、エコを目的にする」を深掘りしていきます。

今日は大きく三つ話します。

一つ目、節約だけを目的にすると、なぜ続きにくいのか。

二つ目、今の商売が増やし続けている「専用品」の話。

三つ目、商品と手順を減らした結果、Q太郎の生活がどうなったのか。

最後に、エコは我慢ではなく、人生の目的をつくり、生活を軽くする方法ではないか、という話をして終わります。

・節約だけを目的にすると続きにくい

一つ目、節約だけを目的にすると、なぜ続きにくいのか。

たとえば、ペットボトルの飲み物を買わず、水筒を持ち歩くとします。

これを百円や二百円を節約するためだけにやっていると、毎回こう考えることになります。

今日は暑いし、一本ぐらいいいんじゃないか。

水筒を洗う手間まで考えたら、買ったほうが早いんじゃないか。

そもそも百円ぐらいで、人生は変わらないんじゃないか。

どれも間違ってはいません。

お金だけを基準にすると、買う理由も買わない理由も作れてしまいます。

ところが、ここへ「環境のために、なるべくプラスチックごみを増やさない」という目的を置くと、判断が変わります。

以前も言いましたが、海洋ごみについての資料では、プラスチックの飲料ボトルが分解されるまで、約四百五十年かかるという研究も示されています。さらにマイクロプラスチックとして残る問題もあります。

自分が数分で飲み終えるものが、自分の寿命をはるかに超えて残るかもしれない。

そう考えると、「百円を我慢する」という話ではなくなります。

地球を守るため、次の世代を守るため、自分は、なるべくこの仕組みに参加しない。

それが買わない理由になります。一気にテーマが壮大になるのですね。

節約は、その結果としてついてくるだけです。

・専用品について

二つ目、今の商売が増やし続けている「専用品」の話です。

企業のマーケティングの手法として、「細分化」があります。

例えば昔はテレビが一家に一台でしたが、企業はこれを「一人一台」に変えました。これによって、人口が変わらなくても、購入人数を増やすことができるのですね。

それでは、一人一台が行き渡ったあとはどうするのか。さらに細分化していきます。

近年のやりかただと、商品の「種類」を増やすという方法です。

例えば洗剤ですね。

台所には台所用。

お風呂にはお風呂用。

床には床用。

トイレにはトイレ用。

以前、Q太郎の父が「眼鏡用シャンプー」みたいなのを買ってきたことがあるのですが、そんなものまであるのかと、ちょっと驚きました。企業は本当にいろいろ考えますね。

料理でも、何とかのタレ、何とかのモト、何とか専用の調味料と、用途がどんどん細かく分けられていきます。

そしてQ太郎の父はこの手のものを買うのが大好きです。「うどん用スープ」とか「そば用スープ」とか、普通に「めんつゆ」だけでいいじゃんと思うのですが、Q太郎の父は「違いがある」と言って憚りません。そりゃ、クレームが出ないように、ちょっと味が違うように作りますけど、本質的な問題はそこじゃないわけです。

そしてこういう「細分化されたもの」を買い続けるので、家が物であふれるのですね。しかもだいたい最後まで使わないので、賞味期限が来るわけです。どんだけ騙されたら気がすむのかと。

一本一本は、それほど高くありません。

だから買うときには、大きな無駄遣いをした感じがしないのですね。

ところが、一つの用途に一つの商品を用意していけば、家の中には容器が増え、在庫が増え、管理するものが増えます。

使い切れないまま古くなり、最後には容器ごとごみになります。Q太郎の実家が実際にその状態でした。「でした」というか、現在進行形でその状態です。

そして、なくなればまた補充します。

これが十種類、二十種類と積み重なれば、安い商品を選んでいても、お金は静かに出ていきます。

節約というと、同じ洗剤を十円安く買う方法を考えがちです。

でも、本当に早いのは、一本を十円安く買うことではありません。

その一本自体を買わなくて済む生活にすることです。まとめられるところは、一本にまとめるということです。「うどんスープ」と「そばスープ」は、「めんつゆ」で一本化していい。

Q太郎にとって節約は、単価を下げることより、家に入ってくる商品の種類を減らすことなのですね。

エコを目的にすると、この判断がしやすくなります。

「これは安いか」ではなく、「この用途のために、またプラスチック容器を一本増やす必要があるのか」と考えられるからです。

専用品を疑うことができれば、売る側に細かく分けられた生活を、自分の手でまた一つに戻せます。

・商品と手順を減らす

三つ目、商品と手順を減らした結果、Q太郎の生活がどうなったのか。

まずQ太郎は、シャンプーを使わなくなってから、もう十年以上になります。いわゆる「湯シャン」ですね。

シャンプーを使っていたころは、洗ったあとに頭皮の油が多く出ることに悩んでいました。枕カバーの下の枕まで油で汚れるような状態だったのですね。

そこでシャンプーを使うのをやめ、お湯だけで洗うようにしたところ、Q太郎の場合は、以前のような過剰な油が出なくなり、状態が改善しました。

これは数日試した感想ではありません。十年以上、シャンプーを買わずに生活してきたうえでの実感です。

Q太郎は髪が短いのでお湯で洗うだけでも大丈夫というのがありますが、髪が長いかたはちょっと厳しいかもしれませんね。そのため、万人にすすめられるものではありません。自分に合うやりかたでやるのがいいでしょう。

ここで重要なのは、Q太郎の生活から、「シャンプー」という商品カテゴリーが一つ消えた事実です。

洗濯も似ています。

Q太郎は毎日シャワーを浴びるときに、シャツとパンツを一緒に洗っています。

桶に入れ、シャワーの水をため、少しだけ石鹸を入れて、シャワーを浴びながら足で踏みます。

すすぎのために桶の水を流し、もう一度水をためて踏み、最後に絞って干します。

これは、環境のために無理をして手洗いをしているわけではありません。

正直に言えば、シャツとパンツぐらいのために洗濯機を動かすほうが面倒なのですね。

洗濯物をためて、洗濯機へ入れて、設定して、終わるのを待つ。しかも洗濯物はあるていど貯まらないと、洗濯機を動かすのは勿体ない。そのあいだ、洗濯物をずっと放置しないといけないわけです。

そんなわけでQ太郎の場合は、シャワーのついでに自分で洗ったほうが早いです。

サッカーをして泥だらけになっているわけでもないので、普段の洗濯物ならこれで間に合っています。

ジーパンとか上着とか、手洗いの難しい物は洗濯機に頼る場合もありますが、日ごろ洗わないといけないのはシャツとパンツだけなので、Q太郎は手洗いでじゅうぶんなわけです。

あと歯磨きについてですが、朝・昼・晩の一日三回は必ず磨きます。

ただ、歯磨き粉を使うのは夜だけです。

その三回以外にも、歯の隙間に何か挟まっていたり、歯の表面がざらざらしていたりすれば、歯ブラシだけでさっと磨きます。

毎回歯磨き粉を使うとなると、歯磨き粉をつけ、口をゆすぐところまでが一つの作業になります。すると、ちょっとしたことで磨いたりしなくなるのですね。

歯ブラシだけなら、気になったときに気軽に磨けます。

つまり、歯磨き粉を節約するために、歯磨き粉の使用を減らしているのではありません。

むしろ手順を減らすことで、朝・昼・晩に加えて、必要なときに何度でも磨きやすくしています。

ただ歯磨き粉も夜しか使わないわけではなく、必要なときには使います。そのあたりは臨機応変です。

以前紹介した稲垣えみ子さんの著書「買わない生活」では、歯磨き粉を使わないで生活していることが書かれていますが、Q太郎的にはあまりおすすめしません。

なぜならフッ素の入った歯磨き粉を使ったほうが、長期的には虫歯予防になります。

稲垣さんの食事を見ると、糖分がほとんどないですし、調味料は塩しか使っていないということなので、そもそもが虫歯になりにくい環境です。これを一般人が真似して、歯磨き粉無しにするのは危険とは思います。普通の人は、結構砂糖を取りますしね。そこは注意しておいたほうがいいでしょう。

あとバスタブを洗う時も、バスマジックリンを使うのではなく、食器用洗剤を水で薄めたものを使うなど、いろいろ一本化できる方法はあります。自分でさぐっていくといいでしょう。

・まとめ

そんな感じで、シャンプーも、洗濯も、歯磨きも、Q太郎は地球のために苦行をしているわけではありません。

シャンプーを使わないほうが、Q太郎の頭皮には合っていた。

洗濯機を動かすより、シャワーを浴びながらパンツを踏むほうが楽だった。

歯磨き粉を毎回使わないほうが、気になったときに気軽に磨けた。

商品と手順を減らしてみたら、結果として生活が簡単になったのです。

エコというと、不便を我慢する生活に見えます。

でも、物を減らし、容器を減らし、専用品を減らすと、むしろ生活が軽くなることがあります。

節約も同じです。

十円安い商品を探し続けるより、自分の生活に本当に必要な商品の種類を少なくする。むしろ必要なものは高くて良い物を買う。

お金を残すことを目的にするのではなく、ごみを増やさないことを目的にする。

すると、お金はあとから残ります。知らないうちに貯まります。

お金を目的にした節約は、面倒になれば続きませんし、自分を削る方法は、どこかで反動が来ます。

そうではなく、自分にとっては、なくしたほうが楽な商品はないか。

同じ役割なのに、別々に買わされている専用品はないか。

そこを一つずつ見直すぐらいでいいと思います。「うどんスープ」「そばスープ」ではなく、「めんつゆ」でまとめられないか、という話ですね。

皆さんの家にも、なくしてみたら、かえって生活が楽になった商品はありますか。

反対に、専用品だけれど、これは絶対に残したい、というものはあるでしょうか。

よければコメントで教えてください。全部読ませていただいています。

数字を味方に。そして、誰の欲望でもない自分の人生を、自分の手で耕していきましょう。

ではまた、Q太郎でした。この動画を気に入っていただけましたら、高評価・チャンネル登録をよろしくお願いいたします。

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