ITバブルで調子こいて大損した話【エンタメ回】
QYLD全力太郎ことQ太郎です。
米国市場は昨年の過熱した上昇から一変して、軟調な展開になっています。
以前にITバブルと似ているという話をしました。詳しくはこちらを参照してください。
それで今回はエンタメ回で、Q太郎が投資をはじめたころの話を知りたいとのリクエストがあったので、株をはじめたITバブル時のお話です。
現在の投資で何か参考になることがあれば幸いです。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。
ITバブル時の投資
Q太郎が株をはじめたのはITバブルのころでした。
まとまったお金があったことと、知人の「株もうかるよ」みたいな話を聞いてはじめたのがきっかけです。
いまではネットで株取引というのは当たり前なのですが、実際にネット取引がはじまったのは1998年の松井証券が最初で、ITバブルの前ぐらいですね。
それまではどうやって取引していたかといえば、電話をかけて注文するという方法か、証券会社や銀行の窓口へ行って買うという方法ですね。
手数料も高く、一般人が気軽にできるようなものではありませんでした。
株を買い始める
Q太郎がはじめたころは、ネットでの株取引が普及して、さらにドットコムブームがはじまっていたころでした。
それで最初は、友人に勧められた株を適当に買っているような感じでしたね。最初はJUKIだったと思います。
とりあえず買って放置していたら、数カ月ちょっとであっという間に100万円ぐらいの含み益が出ました。
「あれ? 株簡単じゃん」
とここで勘違いをしたのですね。
とりあえずJUKIを売却して、そのあとは自分の判断で日本株をいろいろ買いました。
当時はまだ米国株は一般的ではなかったので、日本株中心でした。
買ったものの中には、いまは無き「商工ファンド」とかもありましたね。当時は利益が出ました。
信用取引をはじめる
それで保有株が増えて、さらに買いたかったのですが資金が足りなくなってきたので、次に始めたのは信用取引です。
Q太郎としてはレバレッジを利かせた大きな取引がしたいわけではなく、買う銘柄数を増やしたかったのですね。
「信用取引は怖くない」みたいな、なんかそんなタイトルの本も買って勉強しながらやっていました。
当時はネット上にそんなに情報がなかったので、本を買って情報を仕入れるということぐらいしかできませんでした。
それで市場が上向きのときは、ぶっちゃけ何を買っても上がりますので、信用取引でもほぼ失敗せずに利益を出すことができました。
複数の銘柄を買っているし、教科書どおりに損切りもしっかり速くやっていたので、大きな損失もなく、利益を積み上げていくことができました。
デイトレードも始める
「利益が出るまで待っている時間がもったいない」と調子に乗ってきたQ太郎は、この次になにをはじめたかと言えば、デイトレードです。
ただ専業のデイトレーダーのように、朝しっかり起きて、毎日やるみたいな感じでなく、時間があるときに適当にやって、その日のうちに手じまいみたいな感じでやっていましたね。
で、そんな適当なやり方でもそこそこ利益を出せたわけです。
ITバブルがどれだけやばかったのか、理解していただければ幸いです。
本当に何買っても上がるみたいな感じでしたね。
それでQ太郎は、ただたんに相場がよかっただけにもかかわらず、自分の実力だと思い込んでしまっていました。
そんな感じで、基本スイングトレード、時間があるときにデイトレードという取引の仕方をしていました。
急に勝てなくなる
しかしあるとき、急に勝てなくなりました。
「こんなときもある」と思いながら、あまり気にせず取引を続けましたが、負けがどんどん膨らんでいきます。
そんなこんなで市場はずるずると落ちていって、損失もいつのまにか膨らんで、これまで稼いできた分の大部分を失ってしまいました。
「これヤバイやつや」と思い、これ以上損失を出すわけにはいかないので、ここでいったん投資をストップしました。
正直、デイトレとかをやっていた時期は、お金以上に精神的に厳しかったですね。とにかく神経が疲れます。
この経験があったことから、デイトレは絶対にやらないことにしました。
まとめとQ太郎の見解
まあ、あれですね。
最初に良い時期に当たってしまうと、調子に乗ってろくなことがありませんね。
キャッシュポジションとか防御とかが完全におろそかになってしまいます。
カジノとかで、最初にわざと客に勝たせて、調子に乗らせてあとで巻き上げるみたいな感じですね。
今は米国市場が軟調ですが、学びが多い時期でもあるので、むしろいまから投資をはじめる人のほうがめぐまれているのではないかとは思います。
この相場だと無理しようと思いませんし、時間分散した投資ができますしね。
そんなわけで、今の下げ相場はむしろ学びが多いのでラッキーと、ポジティブに考えたほうがいいかもしれません。
投資をはじめたばかりの方は、一気に全力疾走せずに、マラソンのように気長に長期投資していくのがいいとは思います。
余力があることは、安心感にもつながりますしね。