「スナップチャット」運営会社、決算で-39%暴落!GAFAMつられ安、「ツイッター」は上昇【米国株投資】

Snap

QYLD全力太郎ことQ太郎です。

昨夜の米国市場はリセッション(景気後退)懸念で反落。ドル円も一時135円後半まで下落するという展開でした。

SP500

S&P500は前日比で-0.93%、年初来-17.41%です。寄り付きでちょっと上げたものの、そのあとは下落トレンドに入っていきました。ただ引けにかけては上がっていきましたね。

NASDAQ

最近はやたらとボラティリティの高いNasdaqですが、こちらは前日比で-1.87%、年初来では-25.26%となりました。寄り付きからどんどんと落ちていく形でした。

NASDAQの下げを誘ったのは、SNS企業の決算ですね。

スナップチャットで知られるスナップですが、決算を受けて1日で-39%暴落です。ストップ安のない米国市場の怖さがこれですね。個別株はなにがあるかわからないので本当に怖いです。Q太郎が決算前に株を買わないのも、こういうのがあるからです。

一方で、決算の悪かった「ツイッター」ですが、逆に上げてきて前日比+0.81%になっています。

今回はスナップやツイッターの決算、GAFAMのつられ安とNASDAQ下落、リセッション懸念についてわかりやすく解説していきます。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから

 

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スナップの決算と暴落

さて、まずは決算のあったスナップの暴落です。

4-6月の売上ですが、13%増の11億1000万ドル(約1500億円)です。

増えてるじゃんと思いますが、市場予想が11億4000万ドルなので、それに届かなかった結果になります。

ただスナップのユーザー数は好調なのですね。

アクティブなユーザー数は前年比で前年比で18%増の3億4700万人で、予想の3億4400万人を上回る形になっています。

ユーザー数の伸び自体はTwitterやFacebookを上回っていますので、悪くはないのですけどね。

今回、なぜ暴落したかと言えば、次回の7-9月の見通しを公表しなかったことですね。

次ぎどうなるかわからないという話です。コメントとしては「先の見通しが信じられないほど厳しい」とのことです。

実際、4-6月の純損益のほうですが、4億2200万ドルの赤字で、市場予想の3億3270万ドルを大きく上回る形となりました。

ユーザーがいくら増えてもお金が稼げなければ意味がないのですね。

スナップが、というかスナップチャットがなにで稼いでいるかといえば、当然オンライン広告です。

つまりこの結果は、オンライン広告で稼げていないということにもなります。

広告需要が減ってしまっているということですね。

広告需要が減った理由としては、やはり競合が多すぎることでしょう。

ネットサービスは簡単に立ち上げられますので、やたらと競合が多く、熾烈な争いにならざるを得ません。

しかもスナップの広告事業への投資のやり方、かなりまずい気もします。

なにやっていたかと言えば、AR技術を使った広告への投資ですね。

ARは「ポケモンGO」とかに使われている、拡張技術です。目の前の風景の中にCG入れ込むやつですね。

いわゆるメタバースとかVRとかのあっち系です。

Q太郎的にはこの手のものはすぐ飽きるので、広告効果はそんなにない気がします。ARとかVRとかやるための準備が面倒くさいんですよね。メタバースについてはこちらを参照してください。

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スナップが今後どうしていくかということですが、「採用ペースを大幅に落とす」とのことです。

とりあえずAR広告への投資はやめたほうがいいとは思います。

SNAP

決算を受けて、スナップは前日比で-39%の暴落。年初来では-78.62%です。株価としては危険ラインの10ドルを切ってきました。機関投資家は、10ドルを切るととりあえず投げ売るみたいなことをしてきますからね。

ちなみにこの株、昨年10月には80ドル超えたこともありました。一年も経たずに10ドル以下ですから、個別株は怖いですね。

ツイッターの決算

Twitterも決算発表があり、こちらもネット広告の伸び悩みで、売り上げは前年を1%下回る11億7666万ドルとなりました。純損益も2億7000万ドルの赤字となっています。

TWIT

ツイッターはイーロン・マスク氏の買収撤回でもめていることもあり、今後の不透明感はありますが、株価自体は前日で+0.81%と上げていますね。織り込み済みということなのでしょう。マスク氏の提示した買収株価は54.20ドルなので、まだ上値余地はありますね。

ただ今後、マスク氏の買収が無いことが確定すると、20ドル台後半まで落ちる可能性も示唆されています。

マスク氏との騒動はこちらを参照してください。

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GAFAMの釣られ安

スナップやツイッターのネット広告不振を受けて、GAFAMは釣られ安になっています。

とくにネット広告を収益にしているアルファベット(Google)は前日比で-5.81%、メタ(フェイスブック)は-7.59%と大きく落ち込みました。

アマゾンは-1.77%、アップルは-0.81%、マイクロソフトは-1.77%です。

来週7月26日にマイクロソフト、アルファベット、28日にアップル、アマゾンの決算が控えていますので、無理はできないという感じですね。

 

まとめとQ太郎の見解

米国市場自体の下落は、米購買担当者景気指数(PMI)の発表で、景気判断の50を下回る47.5という数字を叩き出してしまったことも理由にあります。

PMIは50以上で景気拡大、50以下で景気縮小という判断ですが、先月6月が52.3と50以上だったのに対して、今月は一気に50以下に落ちてしまいました。

50を下回るのは、2020年5月のコロナショック以来です。

S&Pのエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は、

「パンデミックを受けたロックダウン時期を除けば、生産は09年のリーマンショック以来に見られなかった速度で落ち込んでいる」

と述べています。

10YB

10年債利回りも一気に低下して、現在は2.7%台になってしまっています。これ、3カ月物との逆イールドも発生しそうな勢いですね。3カ月物との逆イールドは、いまのところリセッション確率100%ですしね。逆イールドについてはこちらを参照してください。

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現状、さまざまな指標からして、経済の先行きはあまりよろしくはないとは思います。企業も採用を絞ったりなど、リセッション準備をしていますしね。

状況自体はそれほどいいとはいえないので、時間分散で無理のない投資をするのがいいとは思います。

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