「ディズニー」好決算で株価爆上げ!「ディズニープラス」の値上げも【米国株投資】
QYLD全力太郎ことQ太郎です。
今週はCPI発表などもあって、株価は週間で、今年最長の連続高となりました。
強気派にとっては「弱気派ざまあ」な展開ですが、弱気相場における一時的な上昇やショートカバーとする懐疑的な見方もあります。
CPIとか優先させる情報があって遅れましたが、今回はリクエストのあった、大幅増収増益のディズニーの決算についてです。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。
ディズニー 4-6月決算
さて、ディズニーの4-6月決算です。
ディズニーはいわずと知れた、ミッキーマウスとかのあの会社です。正式名称は「ウォルトディズニーカンパニー」ですね。
1923年に、ウォルト・ディズニーと、その兄のロイ・オリバー・ディズニーによって作られた会社で、100年ぐらいの歴史があります。
いまはファミリー向きの安全なアニメをつくっている会社というイメージですが、第二次世界大戦時は戦争のプロパガンダアニメもつくっていました。
2000年に入ってからは、ピクサー・アニメーション・スタジオやマーベル・エンターテインメント、ルーカス・フィルム、21世紀フォックスなど、次々と同業者を買収して巨大化していきます。
2016年にはTwitterの買収も計画していましたが、これは断念しました。
決算について
今回の4-6月決算ですが、売上高は215億ドルとなり、市場予想の209億ドルを上回りました。前年同期比で26%増です。
一株利益も、1.09ドルとなり、市場予想の0.98ドルを上回っています。
とくに大きなサプライズとなったのは、ディズニーの動画配信サブスク「ディズニープラス」の会員増ですね。
新規会員数は1440万人増加と、予想の980万人を大きく超える形となりました。
ネットフリックスのほうは会員数が100万人ほど減少していますので、これとは対照的な結果になっています。
ネットフリックスをやめて「ディズニープラス」に移っている人も多いんじゃないかという気がします。「ディズニープラス」のほうが子供が見られるものも多いですしね。ナショナルジオグラフィックのドキュメンタリーもありますし、最近だと韓国ドラマもあつかうようになったので、多彩なニーズにこたえられる形にはなっていると思います。月額もネットフリックスに比べて安いですしね。
現在の「ディズニープラス」の有料会員は、前年同期比31%増の1億5210万人になっています。同社のESPNプラスやHULUなど他の動画配信サービスも含めた会員数は2億2110万人で、ネットフリックスの2億2067万人を上回ったことになります。
これまで無敵を誇っていたネットフリックスに追いついてきていますね。
ディズニーランドなど、テーマパーク・リゾート部門のほうですが、コロナ禍から客足が戻ってきたことで、73億ドルと前年同月比から+70%増と大幅増加になっています。
ただ物価高の影響を受けて、12月からディズニープラスに広告付きプランを導入する一方で、広告なしプランの料金を38%ほど値上げする方針を決めています。日本と違い、アメリカは平気で値上げをできるのがいいですね。
日本は現在月額990円ですが、円安ですし、値上げの可能性も十分ありますね。
一方でディズニーは、2024年に2億3000万~2億6000万人としていたディズニープラスの会員目標を、2億1500万~2億4500万人に下方修正しています。
理由としては、インドで人気が高いクリケットのプロリーグ「インディアン・プレミアリーグ」の配信権獲得を見送ったことで、既存の権利が切れる23年以降にインドの会員数が伸び悩むのが理由となっています。
まとめとQ太郎の見解
株価のほうですが、8月10日から窓を開けて急上昇し、2日で12%ほど上がっています。ティッカーシンボルはDISですね。
ちなみにディズニーは配当金を出さないので、高配当投資としては投資対象にならないのですが、アメリカのエンタメ産業のトップ企業として動向を見守っていこうとは思います。