QYLDとXYLD 400万円分の11月分配金報告と比較【2022年】
QYLD全力太郎ことQ太郎です。
11月FOMC後のS&P500の動きですが、大きく落としてからの、25日移動平均線で反発した形になっています。25日移動平均線が下支えになり、前回の底値までの距離はまだまだありますね。前日比で+1.36%、年初来で-21.39%とまだまだ弱気相場です。
11月FOMCについてはこちらを参照してください。
一方のNASDAQですが、反発はしたものの、前回底値に近い位置まで落ち込んでいます。GAFAMの決算不調もあって軟調な状況ですね。前日比で+1.28%、年初来で-33.84%と-30%切った状態です。
GAFAM決算についてはこちらを参照してください。
そんなわけで今回は、QYLD/XYLDの11月分配金報告です。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。
QYLD/XYLD 11月分配金報告
さて、QYLD/XYLDの11月分配金報告です。
QYLDの方は横這い状況で、年初来で-28.80%となっています。
一方、XYLDの方は底値から上昇しての横這いになっていますね。年初来で-21.26%と、S&P500とおなじぐらいの落ち込みになっています。
分配金のほうですが、特定口座・NISA口座合わせたQYLDの分配金は前回より減って282.87ドル、税引き後は212.40ドルとなります。税金は70.48ドルですね。
XYLDのほうも減っての288.51ドル、税引き後は217.04ドル、税金は71.46ドルになります。
前回とおなじく、落ち込みの少ないXYLDのほうが分配金が多い状況になっていますね。
QYLDの1株あたり分配金は0.1626ドルです。前年同月は0.1965ドルだったので、分配金が-17.25%減ったことになります。
XYLDのほうの1株あたり分配金は0.4007ドルで、前年同月は0.3451ドルだったので、こちらは+16.11%増えていることになりますね。S&P500のボラティリティが大きくなったので、そのぶんオプション代が増えたのでしょう。
まとめとQ太郎の見解
XYLDは分配金が増えている一方、QYLDはどんどん減配している状況ですね。
今後の米国市場ですが、金利の先行きを決める10月の米雇用統計が昨日発表されました。
景気の動向を敏感に反映する「非農業部門の就業者数」が前月に比べ、26万1000人増えました。市場予想がおよそ20万人だったので、予想を大幅に超える増加となります。
サマーズ元米財務長官がこれを受けて、「米国経済が依然として力強いため、FRBがインフレ抑制のため政策金利を6%以上に引き上げる必要性が生じる恐れがある。そのため、最終レートが6%以上になっても驚かない」とのコメントをしていました。
さらに金利が上がるのは、株式市場にとってはあまりよろしくない状況です。
債券利回りも上がりますので、AGGなど債券ETFがさらに落ち込む可能性もあります。
インフレが思ったよりもしぶとい状況なので、今後利上げペースを落としたとしても、そのぶん利上げが長引いていくかもしれません。サマーズ氏がいうように、5%どころか6%に到達する可能性もあります。
預けるだけで6%だったら、わざわざリスクのある株を買う必要もなくなります。
日本でもバブル期には銀行の定期預金で6%とかありました。郵便局は8%もありましたしね。
そんな高金利だと株の魅力が薄れて、株を売って預金しようみたいな話になってきます。
そんなわけで株や債券にとって高金利はあまりよろしくない状況です。さすがに現時点で6%まで織り込んでいるはずもありませんし、金利の最終レートが見えてこないので、時間分散でコツコツ投資をするのがいいかなとは思います。
10日は米消費者物価指数CPIの発表もありますので、こちらにも注目していきたいと思います。