JEPI 400万円分の11月分配金報告ーQYLD/XYLDとの比較も

高配当ETFJEPI, 運用成績

JEPI 2022 11

QYLD全力太郎ことQ太郎です。

米国消費者物価指数CPIの発表が近くなったことで、昨日はポジション調整で株価は大幅下落しました。

S&P500は前日比で-2.08%、NASDAQは-2.48%です。

CPIの結果ではさらに大幅な下落の可能性もあります。CPIが高いと、また0.75%の利上げみたいな話にもなってきますしね。

そんな中で今回はJEPIの11月分配金報告です。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから

 

JEPIの11月分配金報告

さて、JEPIの11月分配金報告です。

JEPI

現在はこんな感じで、昨日は1%以上下がりましたね。年初来では-14.29%と、QYLDやXYLDなど現時点で-20%を超えるカバードコール商品に比べるとマイルドな下落率です。現物株が8割なので上昇力もありますね。

今月の分配金ですが、332.69ドル、税引き後で238.61ドル、税金は94.08ドルになります。

1株当たりの分配金は0.6062ドルで、前年同月が0.3824ドルだったので、+58.5%の大幅増加になっています。

今回のQYLDの分配金が282.87ドル、XYLDが288.51ドルだったので、332.69ドルのJEPIが大幅に上回る形になりました。やはり下落率の違いは大きいですね。

純資産総額

純資産総額の方ですが、144億ドルと、先月の126億ドルから20億ドル近くの大幅な資金流入が見られます。

高配当ETF業界1位のVYMの487億ドルにはまだまだ届きませんが、120億ドルのHDVを大きく引き離す形になり、高配当ETF業界2位の地位が堅固になってきました。

ちなみにSPYDは77億ドル、QYLDは64億ドル、XYLDは19億ドル、前回紹介したRYLDは13億ドルになっています。

SPYDは思ったより人気ないですね。

現在分配金利回りが15%を超えている世界高配当ETFのSDIVですが、こちらは7億ドルほどです。中国の不動産関係が多いので、叩き売られている状況ですね。

 

まとめとQ太郎の見解

今後ですが、今回のCPI次第でいろいろと変わってきますね。CPIについてはこちらを参照してください。

仮にCPIが高止まりしていた場合、さらなる利上げの可能性も出てきますので、それに合わせて株価の下落があるかもしれません。

現在の予想値ですが、CPIが前年同月比で+7.9%とやっと8%を切る水準になることが見込まれていますが、これが外れるとやっかいなことになりそうです。

JPモルガン・チェースは、「前年比の上昇率が前回9月に記録した8.2%に近い値、あるいはそれを上回った場合は波乱が予想され、仮に8.4%以上となった場合はS&P500種が最大6%下落する公算が大きい。逆に、前年比の伸びが7.6%以下となった場合は、S&P500種が5%余り急騰し、米10年債利回りは低下して4%を割り込む」と分析しています。

dollen

ドル円のほうですが、こちらもCPIの発表を控えてのポジション調整で荒い動きが続いています。現在は146円前半ですね。

またCPI後に動画をアップしたいと思います。