JEPI 400万円分の1月分配金報告ー米雇用統計発表での株価上昇についても【米国株投資】

高配当ETFJEPI, 運用成績

JEPI 2023 01

QYLD全力太郎ことQ太郎です。

さて、前年12月の雇用統計が発表されました。

非農業部門雇用者数は前月比で22万3000人の増加と、予想の20万3000人を上回る結果となりました。

さらに失業率が3.5%と、こちらも予想の3.7%を下回ってしまいました。

雇用は依然として堅調な状況になっています。

ただ平均時給は前月比0.3%の増加と、予想0.4%を下回ったことから、賃金インフレに鈍化のきざしが出てきています。

これによってFOMCでは、0.5%の利上げで無く、0.25%ですむんじゃないかという甘い観測が流れ、株価は11月以来の大幅な上昇となりました。

SP500

S&P500ですが、前日比で+2.28%の大きな上昇です。アメリカ市場の強さは、この楽観主義の強さとは思います。

NASDAQ

金利に大きな影響を受けるNASDAQのほうも+2.56%と上げてきましたね。

dollen

一方ドル円のほうは荒い動きが続いていますが、利上げのピークが近づくという観測から円高トレンドは継続中です。現在132円前後になっていますね。

そんな状況の中、JEPIの400万円分、1月分配金報告です。今回はQYLD/XYLDよりも先に分配金を受取ることができました。

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JEPIの1月分配金報告

さて、JEPIの1月分配金報告です。

JEPI

JEPIの動きですが、昨年10月以降は地道に上昇を続けていましたが、12月に頭をつけてからは下降トレンド気味になっています。現在は50日移動平均線を下に抜けてしまっていますね。昨夜は+1.79 %の上げでしたが、50日移動平均線に頭を抑えられてしまっている状況なので、ここから反転下降していく感じもあります。

それでJEPIの分配金ですが、313.96ドル、税引き後は225.18ドルとなります。税金は88.78ドルですね。

1株当たりの分配金は0.5729ドルとなっています。前年同月は0.4586ドルだったので、20%ほどの増加となっています。

純資産総額

JEPIの純資産総額ですが、約173億ドルと、前月の166億ドルからさらに増えました。

ライバルであったHDVが現在約131億ドル前月127億ドルより増えていますが、差が開いてきましたね。

JEPIの高配当ETF純資産総額ランキング2位はほぼ揺らぎない状況になってきています。

一方、ランキング1位のVYMですが、現在約502億ドルと、先月の519億ドルから減少しています。ちょっと人気がなくなっている感じはありますが、1位の座はめったなことでは揺らがないでしょう。

ついでにSPYDは74億ドル(先月79億ドル)、QYLDは64億ドル(67億ドル)と、こちらも先月から減少しており、人気がなくなっている感があります。

逆にXYLDは21億ドルと、先月の20億ドルから微増ですね。

 

まとめとQ太郎の見解

さて、米国市場の楽観主義に助けられている感のある米国株投資ですが、FRBのほうは「利上げ終わってないのにふざけんな」みたいな感じになっているとは思います。

次回のFOMCの利上げ幅ですが、最初に言ったように0.5%ではなく0.25%という甘い観測が市場に蔓延しているため、次回0.5%だった場合にズドンがくる可能性もあります。

今回の雇用統計発表後、アトランタ連銀のボスティック総裁は「インフレは依然として高過ぎる。政策金利を5%超の水準に引き上げることを支持する」ことをあらてめて表明しました。

またリッチモンド連銀のバーキン総裁は、「物価上昇率を金融当局の目標である2%に戻すには、まだやるべきことがある」とタカ派姿勢を擁護しています。

さらにFRBのクック理事は、「賃金の伸び鈍化などインフレ圧力が和らぎつつある兆候だが、インフレは金融当局が納得できないほど高過ぎる水準にとどまっている」と強調しました。

いずれも、今回の雇用統計の結果からタカ派姿勢を崩してはいません。そのため、彼らにとって、米国市場の能天気さは腹立たしいこととは思います。

昨年の12月のFOMCで、これまでの0.75%の連続利上げから、0.5%への減速をおこないました。

そのため、次回のFOMCの利上げは0.5%か、それとも今回の雇用統計を受けて0.25%とマイルドになるのかいったところで揺れ動いています。

今月12日には米国消費者物価指数CPIの発表もありますし、31日から2月1日にかけてFOMCもありますので、また一波乱ありそうな気もします。

来年からは新NISAもありますので、今年はあまり無理をせずキャッシュを十分に貯えておき、淡々と長期投資していくのが安全かなとは思います。