疑似QYLD 100万円分の1月分配金報告ー円高で元本割れ【米国株投資】2023年
QYLD全力太郎ことQ太郎です。
NASDAQ100は年初来で4%ほどの上昇を続けています。
一方で、日銀の政策変更で長期金利がさらに上がるのではないかとの思惑と、アメリカのインフレ鈍化での利上げペース減速との思惑が絡み合い、ドル円は順調な下落トレンド継続中です。
そんな状況の中、疑似QYLD1月分配金報告です。
NASDAQの上昇よりドル円の下落のほうが大きいことから、円換算での投資信託は元本割れの状態になっていますね。
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疑似QYLD 1月分配金報告
さて、疑似QYLDの1月分配金報告です。
疑似QYLD自体についてはこちらを参照してください。
簡単にいうと、NASDAQ100投資信託を毎月1%で取り崩すというものです。
現在は楽天証券の自動売却機能を使ってやっています。
それで現在の状況ですが、先月に続いてマイナス状態が続いています。
今月の取り崩し金額は8,702円、マイナス状態での取り崩しなので税金はかかりません。実現損益は-343円で、プラスに転じたときの税金控除に使えます。損失の場合、確定申告をすれば3年間繰り越せます。
もし分配金で受け取った場合は、外国税無しの場合で6934円、税金は1,768円、外国税ありの場合は6241円、税金は2,461円となります。たとえ元本がマイナス状態であろうと、税金はがっつり持っていかれますね。
まとめとQ太郎の見解
さて、利上げペース鈍化で株高傾向になっているとはいえ、円高が昨年後半より加速してきています。
ドルベースだとプラスでも、円換算にするとマイナス状態という状況ですね。
今後のドル円についてですが、円高がさらに加速する可能性も出てきています。
日興アセットマネジメントのジョン・ベイル氏は「黒田総裁の交代後は、利回りを押し上げようとする一部投資家の攻勢が強まるのではないか。候補者はいずれも、黒田氏ほど断固たるハト派では恐らくない」と指摘しています。
ようするに国債への売り圧力が強まった時に、黒田総裁のように無限買い付けをおこなって無理やり利回りをおさえるということを、黒田総裁以外の人物ができるとは思えないということですね。
そうなると、売り圧力に負けて、国債利回りがどんどん高くなり、円高がさらに進んでしまう可能性もあります。
一方で、マネックス証券の広木隆氏はマネクリの記事で「日銀はYCCをやめて、国債を自由に売らせればいい。いったいどこまで売るというのだろう。成長率の低い日本では、長期金利はせいぜい1%まで上がればいいところ」と述べており、自由に売らせたところで大して上がりようがないという見解です。
ある意味、日本の低成長で長期金利が伸びようがないという、皮肉も入っている話ですね。
一方、株式市場のほうですが、S&P500は3日連続の下落。普通に企業業績とか決算とかが悪くなって、普通に株価が落ちてきている状況です。
P&Gとかディフェンシブ銘柄も、10-12月決算発表で予想を下回ってしまったことから普通に株価が落ちていますね。
下手すればしばらくは円高株安のダブルパンチが続く可能性もあります。
日本からの投資の場合、いまは株価よりも為替の影響が大きいですね。
今年もいろいろと荒れそうなので、時間分散でゆるゆると投資していくのがいいとは思います。
それと前回の台湾動画後、滞在期限が切れたので現在ニュージーランドにいます。ニュージーランドについてもまた動画で取り上げていきたいと思います。