元本保証レバナス実験 4月報告 年初来+40%の上昇【SPXL/TECL/SOXL】|米国ETF投資2023年
QYLD全力太郎ことQ太郎です。
ちょっとしたニュースで上がったり下がったりのボラティリティの高い展開が続いている米国市場です。
S&P500は年初来で8.56%の上昇。前回2月の高値に近づいてきました。現在4100を突破して4151ですね。ただここでまた下落トレンドがはじまると、ダブルトップの形を形成してしまって4200の突破が難しくなり、上値の重い展開になるかもしれません。
NASDAQのほうは利上げ停止観測から、年初来では+17.05%の上げとなっています。ボラティリティが大きいですが、現在のところは底値が硬い感じで動いていますね。
そんなわけで今回はたびたび存在を忘れる元本保証レバナスの4月運用報告です。
本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。
元本保証レバナス 4月報告
さて、レバナス実験の4月報告です。
元本保証レバナスについてはこちらを参照してください。
簡単に言うと、90万円分のキャッシュポジションと、10万円分のレバナスを用意して、レバナスが10万円以下になったらキャッシュポジションから補填するというものです。
レバナスが投資金額の2倍を超えたら、投資金額を引き上げることで無料の10万円レバナスが完成します。
現在のポジションですが、レバナス18万円、キャッシュポジション82万円となっています。前回とおなじですね。
現在の状況ですが、レバナスは13万7003円、年末に損出しをしているので年初来からだと+39.19%と40%近くの上昇になっています。
NASDAQが年初来で+17.05%なので、だいたい2倍ぐらいになっていますね。
とは言っても、レバナスに使った金額は18万円なので、実際のところは約24%のマイナスになっています。まだまだ先は長そうですね。
今回は10万円を割り込んでいないので、追加投資は無しです。
バランスはレバナス18万円、キャッシュポジション82万円のままですね。
他のレバレッジ商品も見ていきましょう。
SPXL
S&P500の3倍レバレッジであるSPXLは年初来で+22.64%。
S&P500が年初来で8.56%の上昇なのでだいたい3倍近くになっています。
TECL
テクノロジー株の3倍レバレッジであるTECLは、年初来で+65.78%の大幅上昇。
昨年落ち込み過ぎていましたが、利上げ停止観測でテクノロジー系が上がっていますね。
SOXL
半導体銘柄の3倍レバレッジであるSOXLも年初来で+66.45%の上昇。こちらも昨年下がり過ぎていましたが、TECL同様の上昇を見せています。
今後どうなるかはわかりませんが、投資するにしても時間分散・少額投資は徹底しておいたほうがいいでしょう。
まとめ
昨日、4月のNY連銀製造業指数が発表されました。
これは0を基準に、プラスだと企業活動拡大、マイナスだと縮小になります。
不景気を見込んでの予想が-18だったのに対して、ふたを開けてみると+10.8と大幅な上昇を見せていました。
ようするに「景気悪いと思ってたけど、景気いいじゃん」という話ですね。
コロナ規制解除からの、新規受注と出荷が急回復している状況です。
S&P500はアメリカ時間の午後にかけて一時落ち込んでいたものの、終盤に反転上昇して+0.33%のプラス引けとなっています。
ただすでにS&P500は4200に近い高値水準になっているため、さらに上昇していくかどうかは難しいところもあります。
米国債
NY連銀製造業指数の結果を受け、年内利下げ停止は観測は後退し、米国債価格が下落。またまた利回りが上がっていきました。
3カ月ものは5%を突破、2年債は4%突破となりました。10年債は3.5%を突破していますね。
ボラティリティが小さいことが利点の債券でしたが、昨年からかなり荒い動きになっていて、利点を活かしきれないところがあります。
ドル円
ドル円も今回のNY連銀製造業指数を受け、利上げ停止が遠のくとの観測から134円台を突破しての円安ドル高上昇となりました。日銀の動きで反転もあるので、こちらも難しい時期ですね。
そんなわけで、まだまだ景気は良く、FRBが利上げを正当化させる材料がそろっていることから、利上げ停止時期が遅れる可能性もあります。
S&P500も4200に近づいてからの反転下落でダブルトップを形成する可能性もあるので、今の時期は慎重な投資をしたほうがいいとは思います。