レトロゲームがメンタルに良い3つの理由

2023年4月20日人生・FIRE関連ゲーム

retrogame

QYLD全力太郎ことQ太郎です。

ゲームが好きでも、おっさんになるとゲームを遊んでいても疲れを感じることがあるとは思います。

そんな人のために今回は、ゲームを遊ぶならレトロゲームがメンタルに良い理由について述べていきます。ドーパミンの仕組みを知っておくと、無駄遣いが減るかもしれません。

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レトロゲームがメンタルによい3つの理由

さて、レトロゲームがメンタルによい3つの理由です。

ここでいう「レトロゲーム」の定義ですが、いわゆるファミコンなどの、ドット絵のゲームですね。

低ドーパミン

まず一つ目ですが、「低ドーパミン」です。

ドーパミンは、人が快楽にたどり着くための燃料となる神経伝達物質です。

たとえばすごく買いたいものがあったのに、実際買ってみるとそのまま大して使いもしないで放置という経験はないでしょうか?

これは「買い物をした瞬間が気持ちいい」という記憶から、ドーパミンが放出されて買い物に向かわせている状態です。

ドーパミンが行動の燃料になっているのですね。

目的のものを買った瞬間にドーパミンの役目は終わりますので、買ったあとはどうでもよくなるわけです。

これはギャンブルやポルノなどでもおなじです。

ギャンブル中毒者にカジノの写真を見せると、それだけでドーパミンが放出されてギャンブルがしたくなります。ポルノと自慰行為もおなじ仕組みですね。

そしてゲームもこれとおなじ仕組みになっています。というか、あえてこの仕組みを組み込んでいます。

ゲームをクリアすると「達成感」という報酬があるので、ゲーム中毒の人はゲームを見ただけでドーパミンが出て遊びたくなります。

とくに基本無料のスマホゲームはこまめに「達成感」を得られるように作られており、ドーパミンを途切れさせないようにしています。

スマホゲームを遊んだことのある人ならわかると思いますが、最初のうちはちょっとしたことを達成しただけで「おめでとう!」とか言ってゲーム内コインやらなにやらいろいろ報酬がもらえますよね

こまめに報酬を与えることにより、

ドーパミン→報酬→ドーパミン→報酬

のループをつくり、ドーパミンが出ている限りはゲームを遊び続けるモチベーションが持続します。

これが繰り返されると、ゲーム画面を見ただけでドーパミンが出て遊びたくなるという条件付けがおこなわれ、よいお客さんという名のゲーム中毒者を作り出せます。

ゲーム内のガチャガチャも、ガチャを引かせるためにドーパミンを出させ、報酬をあたえるということを条件付けさせます。無料ガチャがあるのもこの条件付けのためです。

頭のいい人たちがつくった仕組みというやつです。

人間の本能をついてきていますので、条件付けされてしまった状態だと理性だけでなんとかするのはむずかしく、抜け出すにはアプリ消去で物理的になんとかするしかないとは思います。

ドーパミンは、仕事や勉強のやる気を起こさせるのにも必要なのでべつに悪いものではないのですが、ただ問題は、一日に生産されるドーパミンの量が限られていることです。

ゲームでは繰り返しドーパミンを出させるように作られているため、ドーパミンの消費量が多い状態です。

一日のドーパミン量が限られているとなると、ゲームをプレイしすぎるとドーパミンの残量がガンガン減りますので、ほかに何もやる気がなくなってしまいます

ゲームばかりやっていると「なんかだるくて何もしたくない」という気分になるのも、ドーパミンの残量が少なくなっているからです。

べつにゲームだけでなく、仕事などもそうです。「仕事をしたあとはだるくて何もやりたくない」というのも、仕事でドーパミンを消費しているからです。残りわずかなドーパミンでは行動が起こせなくなります。

とくにおっさんになると、一日に生産できるドーパミン量がそもそも減っているので、「毎日体がだるい。疲れやすい」みたいな状態になるとは思います。

疲れやすい人は、この手の「高ドーパミン」のゲームをやめてみると体調がよくなったりします。

話を戻しまして、昔のゲームは言い方は悪いですが、正直いま遊ぶと「クソゲー」だとは思います。

ファミコンゲームで「マッピー」というのがありましたが、いま「マッピー」遊んでも、ちょっとやるぐらいならいいですが、何時間も遊んでいられる人はあまりいないんじゃないかと思います。

クリアすればうれしいですが、いまさらこの手のゲームを1日中やったり、毎日やるほどでもないという気はします。

しかも昔のゲームはユーザーにまったくやさしくないクソむずいものが多いので、長時間続けようがないというのもあります。

報酬をあたえる気がないので、ドーパミンも生じにくくなります。

そんなわけで、「高ドーパミン」のゲームをエンドレスに遊ぶよりは、そもそも長時間プレイしようのないレトロゲームをプレイすることにより、ゲームに使うドーパミン量を減らすことができるようになるとは思います。

「なつかしい」気持ちになることによるストレス低減と認知能力向上

レトロゲームを遊ぶと、昔ファミコンを遊んでいたことの記憶とかがよみがえって幸せな気分になるとは思います。

この「なつかしい」という感情はストレスの低減や認知能力の向上に効果があるとされ、実際に医療現場でも応用されるようになっています。

思いでの写真や音楽、食べ物などを認知症の患者相手にあたえることで、症状改善をうながすというものですね。「回想法」と呼ばれるものです。

過去の思い出にひたるというのは一見うしろ向きな感じがしますが、解剖学的には過去を振り返るときの脳内ネットワークと、未来を計画するときの脳内ネットワークは、かなり重複していることが知られています。

具体的には、前頭葉、側頭葉領域、後部帯状回などの領域がよく動きます。

そのため、過去のことをなつかしむのは、未来に向けて生きていくポジティブな力になるともされており、うつ病改善への効果も期待できます。

ストレスが溜まったらレトロゲームを遊ぶことで、ストレス低減や認知能力向上、未来への活力を得られるででしょう。

想像力が高まる

いまのリアルなグラフィックのゲームと比べると、昔のゲームはドット絵で、基本的にはプレイヤーの想像力によって補完する必要があります。

またナムコのゲームですが、ファミコンで『ワルキューレの冒険』というゲームがありました。

これを見て、

walcure

これを想像しないといけないわけです。

wal2

髪の色から着ている服からいろいろ違い過ぎる気はしますが、そのあたりは想像力で補うわけです。

またナムコの『ディグダグ』というゲームがありましたが、これは逆にリアルじゃないから助かっている面もありますね。敵を破裂させて殺しているので、これをリアルにしたら、すごいことになっているとは思います。

そんなわけでドット絵のゲームをプレイしたほうが想像力が豊かになるとは思います。

 

まとめ

そんなわけでまとめると、

・低ドーパミンと短時間プレイ。

・「なつかしさ」によるストレス軽減と認知能力向上、未来への活力アップ。

・想像力が豊かになる。

です。

そんなわけで、高ドーパミンのゲームで企業の養分になりつつ、お金と時間とドーパミンを奪われてだるい毎日を過ごすよりは、レトロゲームでストレスを下げて幸福度を上げていくのがいいとは思います。

とくに内向的な人は刺激に弱いので、リアルなゲームを遊ぶと疲れてしまうため、レトロゲームはけっこう適しているとは思います。