2年続けた元本保証レバナスの現状&レバナス取り崩し投資について【米国ETF】
新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。
今回は2年続けてきた元本保証レバナスの現状と、レバナスを使った取り崩し投資についてです。
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レバナスを使った取り崩し投資
さて、NASDAQ100にレバレッジをかけた投資信託、楽天レバナスを使った元本保証レバナスと、レバナスをつかった取り崩しです。
元本保証レバナスとは?
まず以前からやっていた元本保証レバナスについてザックリ説明していきます。
元本保証レバナスとは、10万円分のレバナスと、90万円分のキャッシュポジションを用意し、レバナスが10万円以下になったときにキャッシュから補填して10万円に戻します。
最終的にはレバナスが2倍になったときに、投資分を全額引き抜くことで、リスク0のレバナスが完成します。
この元本保証レバナスを始めてから2年が経ちます。一時期は元本を大きく割り込んで、キャッシュから合計8万円を投入しています。つまり-80%ぐらい食らっていますね。
これ本当に、キャッシュポジションを十分にとってなかったら、握力を維持できなかったとは思います。
そんなわけでレバナス18万円、キャッシュ82万円のバランスのまま、いままでずっと運用してきました。
それで今年、レバナスは20万円ほどになったので、いったん8万円分売ってキャッシュ側に戻して、レバナス10万円、キャッシュ90万円のバランスに戻しました。
現在のレバナスは12万円ほどなので、これが20万円以上になったときに10万円分売却すれば、リスクフリーの元本保証レバナスの完成になります。実際になるかどうかはわかりませんが、期待して待っているしかありませんね。またズドンしてキャッシュから投入ということになる可能性もあります。
それでこの元本保証レバナスですが、2年間やってきて思ったことは、メンタル的にもレバナスを運用するにはいい方法とは思います。
やはりレバナスは、大きく落ち込むときはそれこそ半額以上は落ち込んだりしますので、そのときにレバナスの9倍もあるキャッシュポジションは本当に強すぎる支えになります。いくら下がっても、「いくらでもぶっこめ」みたいな感じでできますしね。
また「10万円を維持する」というわかりやすい目標もあるので、いくら投入すればいいかもわかりやすいです。レバナスが8万円になったら、2万円投入すればいいだけですね。
このあたりの運用についてはいろいろやってきた結果、月の初めに、
9万円以下=1万円
8万円以下=2万円
7万円以下=3万円
という感じで、わかりやすい数字で追加投資していくのがいいとは思います。
それとレバナスはボラティリティが高いので、バランス調整は、毎月やるよりは、年に1回で十分だとは感じました。
これからレバナス投資をする方は、ぜひ元本保証レバナスの手法でやっていただければ、メンタル的にもやりやすいとは思います。いまは10万円でやっていますが、100万円投資するには900万円分のキャッシュポジションが必要ということですね。それぐらいリスクの高い投資だと理解していただければとは思います。
レバナスの取り崩し投資
それでこの元本保証レバナスなのですが、正直飽きてきました。
飽きたというか、10万円以下にならないと動きがないというかやることがないのですね。
最初の年はレバナスが下落してくれましたのでやることも多かったですし、動画でも話すことが多かったのですが、いったん10万円以上になると「今月も10万円以上でした」で終わってしまうので本当にやることがないです。
なんかこういうのって、もうかった時よりもうからなかった時のほうが得るものが多いのですね。そんなわけで合計8万円をぶっこむ必要のあった-80%は経験しておいてよかったとは思います。
個人的に「成功は運、失敗は学び」と思っているので、大けがしないレベルで学びがあるのはよいことです。
そんなわけで現状のレバナスは10万円以上の12万円になっていて、あとは20万円以上になるのを待つだけです。暴落でも来てくれないかぎりはほとんどやることはないです。
それで以前も言ったとおり、Q太郎はインデックス投資を単に長期保有するだけというのが苦手です。含み益見てもべつになんだかなーという感じです。
一方で、高配当投資やインデックスの取り崩し投資など、毎月のキャッシュフローを増やす投資は好きです。実際に現金が手元に来るのでわかりやすいですし、出口戦略を練る必要もありません。「毎月〇万円をめざす」とか計画を立てやすいです。
そんなわけで退屈な元本保証レバナスを楽しくする方法ですが、ご想像のとおり、取り崩し投資です。
現在、NASDAQ100投資信託を毎月1%で取り崩す疑似QYLDを2年間やってきましたが、感覚としては「ボラティリティの大きい銘柄は、取り崩し投資と相性がいい」ということを感じました。
ボラティリティの大きい銘柄は、どこかの時点で利益確定しないといけません。しかし利益確定のタイミングがちょっとずれるだけで、利益のブレが大きくなります。翌日利確しようとしたら-5%ズドンしてたとかざらにありますしね。ボラティリティが大きいので、このあたりの出口戦略が難しくなります。
これを解決する手段として、毎月取り崩しというは相性がいいとは思います。ボラティリティを下げる効果もありますし、少しずつ利確していくこともできます。また元本を割ったときも損失計上が利用できます。実際、疑似QYLDはいい感じで利益を運んできてくれました。現在トータルリターンで+50%以上ですね。
そんなわけで、ボラティリティの大きなレバナスには、利益確定機能もある取り崩し投資がマッチするのではないかと思いました。
それで今回、現在の元本保証レバナスに対して、毎月2%を取り崩していきます。疑似QYLDの2倍ですね。単純計算で、年間では24%とかなり大きな取り崩しになります。
基準が10万円なので、基本的には毎月2000円が入ります。年間で2万4000円ですね。
現在12万円なので、来月は2000円より増配してもうちょいもらえそうです。
それでこれをずっと続けていけば、いつのまにか10万円分の投資資金が分配金として外へ出ていって、自動的に元本保証レバナスが完成するのではないかということを期待しています。
オート元本保証レバナスですね。
まとめ
そんなわけで、これまで手動でまわしていた元本保証レバナスを自動化します。
どうなるか不明な点も多いですが、手動は本当に面倒ですし、多くの場合、チェックするのを忘れてしまうので、いま一番ベストな方法とは思います。
それとこれ以外を合わせて、楽天証券で10本の投資信託を用意し、取り崩し実験をおこなっています。せっかく取り崩しチャンネルをやっているのですから、いろいろ実験はしておきたいですね。これについては次回あたりで報告したいと思います。
それとSBI証券でも5本の投資信託で定額取り崩しの実験をおこなっています。これについては前回の動画を参照してください。
そんなわけで取り崩し実験を充実化させていこうとは思います。取り崩し投資の最終目標はキャッシュフローを充実させることなので、この目的についてもまた報告していきたいと思います。