【新NISA+特定】取り崩し投資で毎月20万円マネーマシン計画 9月報告|2024年
新NISA一括投資→即毎月定率取り崩し運用中のQ太郎です。
前回の暴落から1か月ちょい、市場自体は軟調でそろそろ2番底も近いんじゃないかという感じの昨今、新NISAと特定口座を使った、取り崩し投資による毎月20万円マネーマシン計画の9月報告です。
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毎月20万円マネーマシン計画9月報告
さて、取り崩し投資を使った毎月20万円マネーマシン計画の9月報告です。
取り崩し投資とは、一括投資からの毎月取り崩しで疑似的に分配金を受け取るという投資方法です。詳しくはこちらを参照してください。
新NISA
前回のズドンから1か月、新NISA口座にある4本の投資信託からさくっと見ていきましょう。すべて年初一括投資からの取り崩しをおこなっています。
1:ニッセイNASDAQ100(毎月1%)
分配金:6,000円→6,599円
(前月6,573円)
元本部分:60万円→61万8,959円
(前月62万6,496円)
トータルリターン:+7万8,899円
(前月+7万9,837 円)
疑似QYLDのニセナスの1%取り崩しですが、分配金は前月から微増の6,599円となったものの、元本部分は前月よりもさらに下がって62万6,496円、トータルリターンも前月より下がって+7万8,899円になっています。円高の影響がかなり大きく、パフォーマンス自体は前月よりも悪化しています。トータルリターンがちゃんと出てないと、分配金をいくらもらっても意味がありませんしね。
NASDAQの場合は、構成銘柄3位のエヌビディアが2番底を試しに行くような動きをしているため、大きくひっぱられる形になっていますね。
2:eMAXIS Slim S&P500(毎月1%)
分配金:6,000円→6,759円
(前月6,724円)
元本部分:60万円→63万8,812円
(前月64万2,155円)
トータルリターン:+9万9,218円
(前月+9万5,802 円)
疑似XYLDのS&P500の1%取り崩しですが、こちらも分配金は6,759円と前月よりも微増。元本部分も前月より落ちましたが、トータルリターンは+9万9,218円と、先ほどのニセナスとは逆に微増しています。下落時はXYLDの方が強くなるのは実際のETFでもそうだったので、それを再現したような形になっていますね。
3:eMAXIS Slimオルカン(毎月0.3%)
分配金:1,800円→2,099円
(前月2,063円)
元本部分:60万円→66万7,081円
(前月66万2,664円)
トータルリターン:+8万5,441円
(前月+7万8,925円)
オルカン0.3%ルールですが、分配金は2,099円と前月より微増。元本部分も微増しており、トータルリターンは+8万5,441円と疑似QYLDのニセナスを抜いています。やはりNASDAQというかエヌビディアの下落の深刻さが出ていますね。分散は重要です。
4:楽天VYM(毎月0.7%)
分配金:4,200円→4,691円
(前月4,652円)
元本部分:60万円→63万8,916円
(前月63万9,191円)
トータルリターン:+80,537円
(前月+76,121 円)
最後にVYMを0.7%で取り崩す疑似JEPIですが、分配金は4,691円と微増ながらも、元本部分は数百円の微減。トータルリターンは+80,537円と微増となりました。
4つの中で、一番トータルリターンが悪いのがニセナスの疑似QYLDですね。上昇時は一番強かったのですが、下落時は一気に最下位まで落ちましたね。
そんなわけで4つの投資信託の合計取り崩し金額は
取り崩し金額合計
1万8,000円→20,148円
(前月20,012円)
トータルリターン合計
34万4,095円(+14.3%)
(前月+33万685円(+13.7%))
となり、トータルリターンは一応微増していますが、前回のズドンからの大きな回復にはなっていません。むしろ動き的にはちょっと上がってからのさらなるズドンという、2番底を目指しそうな感じもあります。特に円高が加わっているので、ドル換算よりも下落率は高くなります。エヌビディアの決算が結構効いていますね。
特定口座(楽天証券)
次に楽天証券の特定口座の定率取り崩しです。
まずは疑似QYLD実験と0.3%実験、元本保証レバナス実験でつかっていた投資信託です。さくっといきます。
1:eMAXIS NASDAQ100インデックス(毎月1%)
分配金:10,000円→13,862円
(前月13,809円)
元本部分:100万円→130万430円
(前月131万6,233円)
トータルリターン:+66万3,862円
(前月+66万5,803円)
疑似QYLD実験につかっていたナスダック投資信託ですが、分配金は13,862円と微増ながらも、トータルリターンでは数千円の微減となっています。NASDAQ系はこの動きになっていますね。
2:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(毎月0.3%)
分配金:3,000円→4,450円
(前月4,395円)
元本部分:100万円→141万1,931円
(前月140万9,356円)
トータルリターン:+49万0,554円
(前月+48万3,529円)
0.3%ルールでつかっていたS&P500ですが、分配金は4,450円、トータルリターンは微増の+49万0,554円となっています。こちらも先ほどの疑似XYLDみたいな動きですね。
3:楽天レバナス(毎月2%)
分配金:2,000円→2,513円
(前月2,426円)
元本部分:10万円→11万4,922円
(前月11万2,445円)
トータルリターン:+35,285円
(前月+31,873円)
元本保証レバナスの毎月2%取り崩しですが、分配金は+2,513円と微増、トータルリターンも+35,285円と前月よりも増えています。これはなんでかといえば、楽天レバナスは為替ヘッジありの商品なので、今回の円高の影響をある程度はまぬがれているのですね。そのため他の為替ヘッジ無しのNasdaq商品とはちょっと違った動きをしています。ここに来て為替ヘッジありの強さが微妙に発揮されている感はあります。
ここからは、今回の企画用に用意した7本の投資信託です。さらっといきます。
4:ニッセイNASDAQ100(毎月1%)
分配金:10,000円→11,318円
(前月11,275円)
元本部分:100万円→106万1,627円
(前月107万4,555円)
トータルリターン:+15万3,622円
(前月+15万5,232円)
ニセナスの1%取り崩しは、分配金は11,318円で微増ですが、元本部分・トータルリターンともに微減となっています。利益が半額に落ちた前月よりもさらに落ちていますね。
5:楽天VYM(毎月0.3%)
分配金:3,000円→3,538円
(前月3,493円)
元本部分:100万円→112万8,992円
(前月112万4,947円)
トータルリターン:+15万5,106円
(前月+14万7,523 円)
楽天VYMの0.3%取り崩しであるガチVYMですが、分配金は3,538円、元本部分・トータルリターンはともに増加しています。下落時の食い止め感はありますね。
6:楽天VTI(毎月1%)
分配金:10,000円→11,435円
(前月11,386円)
元本部分:100万円→107万9,464円
(前月108万6,158円)
トータルリターン:+17万2,629円
(前月+16万7,888 円)
楽天VTIの1%取り崩しは分配金が11,435円、元本部分は微減ですが、トータルリターンは微増となっています。
7:楽天S&P500(毎月0.7%)
分配金:7,000円→8,307円
(前月8,240円)
元本部分:100万円→112万5,035円
(前月112万7,504円)
トータルリターン:+16万5,803円
(前月+15万9,965 円)
S&P500で毎月0.7%取り崩す疑似JEPIもどきですが、分配金は8,307円、元本部分は微減ですが、トータルリターンは+16万5,803円の微増となっています。
8:eMAXIS Slimオルカン(毎月0.3%)
分配金:3,000円→3,651円
(前月3,554円)
元本部分:100万円→116万0,590円
(前月115万2,905円)
トータルリターン:+18万4,753円
(前月+17万3,417 円)
オルカンの0.3%ルールですが、分配金は3,651円と微増、トータルリターンは+18万4,753円と前月よりも増えています。
9:楽天オルカン(毎月0.4%)
分配金:4,000円→4,671円
(前月4,593円)
元本部分:100万円→111万2,189円
(前月110万7,136円)
トータルリターン:+13万8,250円
(前月+12万8,526 円)
楽天オルカンの毎月0.4%ルールですが、こちらも分配金は4,671円と微増、トータルリターンは+13万8,250円と前月よりも増えています。
10:eMAXIS Slim 先進国債券インデックス(毎月0.3%)
分配金:9,000円→9,133円
(前月9,202円)
元本部分:300万円→300万3,318円
(前月303万6,248円)
トータルリターン:+7万7,745円
(前月+10万1,542 円)
先進国債券の0.3%取り崩しですが、分配金は9,133円と前月よりも減少、元本部分は300万3,318円とギリギリ耐えている感があります。トータルリターンは+7万7,745円とけっこう減りました。ピーク時は+30万円近くまでいっていましたが、もはや3分の1ですね。
ボラティリティが小さい分、円高の影響をもろに受けてしまっています。海外債券の怖さはここですね。為替リスクがけっこう大きいので、バケツ戦略の中期バケツには入れられないわけです。
そんなわけで、
特定口座取り崩し金額合計
7万2,878円
(前月7万2,373円)
税合計:4242円
トータルリターン合計
+223万7,609円(+20.2%)
(前月+221万5,298円(+19.9%))
となり、暴落後の前月よりちょっとだけ増えたという感じですね。円高が進むとさらに厳しい状況にはなりそうです。
特定口座(SBI証券)
次にSBI証券の特定口座での取り崩しです。定額取り崩しなので、毎月の取り崩し金額は変わりません。さくっといきます。
・eMAXIS Slim S&P500
(定額0.3%(毎月3000円))
元本部分:100万円→150万5,283円
(前月150万957円)
トータルリターン:+52万9,283円
(前月+52万1,957円)
4%ルールで使っていたeMAXIS Slim S&P500は、トータルリターンは+52万9,283円と前月から微増です。
・ニッセイNASDAQ100
(定額1%(毎月1万円))
元本部分:100万円→105万4,753円
(前月106万6,780円)
トータルリターン:+13万4,753円
(前月+13万6,780円)
ニセナス定額1万円取り崩しのほうは前月の大幅ダウンからさらに微減で、トータルリターンは+13万4,753円となりました。下落相場でのNASDAQは厳しですね。
・eMAXIS Slim オルカン
(定額0.3%(毎月3000円))
元本部分:100万円→114万7,087円
(前月113万8,986円)
トータルリターン:17万1,087円
(前月+15万9,986円)
オルカン定額0.3%ルールのほうは、トータルリターンは+17万1,087円と、こちらは増えていますね。
・SBI日本高配当ファンド
(定額0.3%(毎月3000円))
元本部分:100万円→101万9,884円
(前月100万3,911円)
トータルリターン:+4万3,884円
(前月+2万4,911円)
前月は元本部分が100万円割れしそうだった日本高配当ファンドですが、今月はなんとか増えて、トータルリターンは+4万3,884円となりました。
・eMAXIS Slim 先進国債券
(定額0.3%(毎月3000円))
元本部分:100万円→100万7,735円
(前月101万8,732円)
トータルリターン:+3万1,735円
(前月+3万9,732円)
先進国債券インデックスのほうは円高の影響で、元本部分が100万円割れしそうな感じになっています。トータルリターンも前月より減っていますね。
そんなわけで、
取り崩し金額合計
2万2,000円
(税合計:580円)
トータルリターン合計
+91万0,742円(+18.2%)
(前月+88万3,366円(+17.7%))
となりました。前月よりはちょっと増えていますね。
まとめ
そんなわけでまとめると、
新NISA:20,148円
楽天特定:72,878円
SBI特定:22,000円
合計:11万5,026円
(前月11万4,385円)
税合計:4,822円
となりました。前月よりちょっとだけ増えたみたいな感じですね。
トータルリターン合計
+349万2,446円(+18.9%)
(前月+342万9,349円(+18.5%))
総額
1,850万円→2,199万2,446円
(前月 2,192万9,349円)
となり、トータルリターン的にも前月よりちょっと増えたみたいな感じになりました。パーセントで見たら前月比で+0.4%程度なので、本当にちょっとですね。逆に言えば、前回の下落からはほぼ回復していないような状況になっています。
今度円高がさらに大きく進んでいくと、2番底を形成する可能性も出てきます。アメリカの大統領選など今後の動きがまったく読めない状況ですが、どうなっていくのか見守っていきたいと思います。