疑似QYLD 100万円分の5月分配金報告ー楽天証券自動売却機能の想定外の仕様
QYLD全力太郎ことQ太郎です。
米国市場は、ちょっとだけ反発を見せていますが、依然としてまだ谷間にいます。
S&P500は前日比で+2.02%上がったとはいえ、全体で見ると年初来-14.75%です。上がったら上がったで、戻り売りされそうな感じですね。いまはとにかく現金が欲しい人が多すぎ状態になっています。
みんな大好きナスダックですが、S&P500に比べて戻りは弱いです。前日比で+1.82%、年初来で-26.51%になっています。
ついでにQYLDも見ていきましょう。
コロナショック時の最安値付近まで落ち込んでいる状態で、前日比+2.38%、年初来では-15.12%になります。
20ドルラインの回復が厳しい状況ですね。
そんなわけで今回は疑似QYLDの5月分配金報告です。
今回から楽天証券の自動売却機能を使っての取り崩しですが、ちょっと思っていたのと違う仕様だったので、そのことについての報告と、情報共有をしていこうと思います。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。
疑似QYLD 5月分報告
さて、疑似QYLDの5月分の報告です。
疑似QYLDとは、直接Nasdaqの投資信託を毎月取り崩すという方法です。
QYLDは分配金で受け取りますので、税金面の損失が大きいことと、カバードコールの弱点である上昇を取ることができないという問題があります。
投資信託を直接取り崩した方が上昇も取れるし、税金面でもかなり有利です。毎月の分配金も多くなります。
詳しくはこちらの記事を参照してください。
また投資信託の取り崩し時の税金計算についてはこちらの記事を参照してください。
それでこれまで手動計算でQYLDとおなじ額を取り崩していましたが、先月やるのを忘れてしまいました。
毎月忘れずに計算して取り崩しをするのは、Q太郎的に現実的ではないため、今月からは楽天証券の自動売却機能で、毎月20日に1%を自動売却することにしました。
それで毎月20日の設定なのですが、なぜいま分配金の報告をしているかと言えば、すでに取り崩されているのですね。
正直、Q太郎も楽天証券から取り崩し完了のメールが届いて「えっ?」と思ってしまいました。
どういうことかと言えば、取り崩し日を20日に設定すると、20日に取り崩されるわけではなく、20日に取り崩した金額が受け取れるということです。
具体的に見てみますと、注文が出されているのは5月14日と、けっこう早い段階です。そこから約定日が5月17日、それで現金を受け取れるのが5月20日ということです。
つまり20日に自動取り崩しを設定すると、20日に現金が受け取れるということで、実際にはそれより前に取り崩しがおこなわれるのですね。
やっぱり実際に使ってみないと、こういう仕様はわかりませんね。
取り崩し金額と税金
それで今月の受け取り金額は1万90円になりました。
税金ですが、取り崩しの場合、利益分にしかかかりません。利益が1238円なので、税金は251円になります。
受け取れる金額は9839円ですね。
ちなみにもし分配金で受け取っていたら、1万90円全部が利益と見なされてしまうので、外国税無しで2032円の税金、実際に受け取れる金額は8058円です。
外国税有りだと税金は2837円、受け取れる金額は7253円になります。
だいぶ差がありますね。
とくに海外のETFは外国税が重いですし、収入が少ないとほとんど戻ってきません。税金面では取り崩しの方がだいぶ有利です。
現在のパフォーマンス
取り崩し当日のスクショを撮ることはできませんでしたので、これは本日の状況です。
現在のところ、元本はまだ+2.98%、トータルリターンでは3万1734円なので+3.17%になります。
NASDAQ自体は大きく下げていますが、やはり円安の影響が強いので、まだ元本割れはしていませんね。
まとめとQ太郎の見解
今回のまとめとしては、自動売却機能の設定日は、取り崩し日ではなくて、取り崩した現金を受け取れる日のことでした。
実際の取り崩しはそれよりだいぶ前におこなわれますね。
やはりこういうのは、実際にやってみるといろいろわかります。
しかしこれまでに比べて、Q太郎の負担はかなり減りました。
勝手に取り崩してくれますし、取り崩したあとはメールで連絡してくれますので、本当に楽です。
4%ルールも、来年から毎月0.3%ルールでやっていこうかなと思います。
ただ4%ルールの投資信託は、SBI証券のほうでやっているのですね。SBI証券は定額取り崩ししかないので、定率取り崩しをはやく実装してもらいたいものです。