【2865】日本版QYLD「GXNDXカバコ」メリット・デメリット4選【米国株投資】
QYLD全力太郎ことQ太郎です。
日本版QYLD「GXNDXカバコ」(2865)が東証に上場したので、100株購入してみました。
今回はカバコのメリット・デメリットについてさくっと説明していきます。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。
「GXNDXカバコ」メリット・デメリット
さて「GXNDXカバコ」です。
カバードコール商品である超高配当ETFのQYLDを東証に上場させたETFです。
ちなみにチャートはこんなんで、まだ始まったばかりですね。陰線多めと、ちょっと不吉な感じもあります。
QYLDとは何かや、カバードコールが何かについての説明は省きます。そもそもQYLDを知った上でこれを見ていると思うので、いまさらに説明は不要とは思います。
要点として知りたいと思われるメリット・デメリットの話だけサクッとしていきます。
まずメリットの1つ目ですが、日本円で買えることですね。そのためドル転のための為替手数料は不要になります。
メリットの2つ目は、楽天証券などでは購入手数料無料です。QYLDを直接買うと、片道0.5%の購入手数料がかかりますので、このメリットは大きいですね。
メリットその3は、ETFなので1株から買えます。現在1000円ちょいなので、買いやすい値段ですね。
メリットその4ですが、外国税を払わなくていいということですね。日本で販売されている海外の投資信託やETFは、二重課税を避けるために外国税を内部で控除してくれています。QYLDなど高配当ETFは、10%の外国税は馬鹿にならないので、これは大きなメリットになるでしょう。
デメリットですが、一番の問題はやはり流動性リスクですね。
本ETFにかぎりませんが、東証で販売されている外国ETFはだいたい純資産総額も出来高も少なくて、早期償還リスクや、いざというときに売れないというリスクがあります。
本ETFが今後どうなるかは様子見といったところでしょう。
デメリット2つ目は、トラッキングエラーのリスクですね。参照インデックスをちゃんとトラッキングできているかどうかの問題です。純資産総額が少ないものは、このエラーが大きくなったりします。
デメリット3つ目は、はじまったばかりなので、分配金の金額や安定性が不明といったところです。これも純資産総額に関わってきますね。
ちなみに分配金支払基準日は毎月10日になっています。
デメリット4つ目は、経費率がちょっと高いことですね。本家が0.6%に対して、カバコは0.6275%と微妙に高いです。ただ外国税額控除をしなくていいというメリットの方が大きいとは思います。
まとめとQ太郎の見解
そんなわけでまとめると、メリットは
・日本円で買える。
・購入手数料無料。
・1株から買える。
・自動で外国税額控除。
デメリットは、
・流動性リスク。
・トラッキングエラー。
・分配金が不明。
・経費率が本家よりちょっと高い。
といったところです。
日本円で買えるのは気軽ですし、確定申告しなくても外国税額控除を内部でしてくれるのは楽ですね。このあたりは本家よりも大きなアドバンテージになるとは思います。また楽天証券などで買えばETFは購入手数料無料なので、このあたりも本家よりメリットがあります。
ただやはり問題は流動性リスクですね。早期償還やトラッキングエラーの問題もあるかもしれませんので、何百億円も持っている大富豪以外の人は、いきなり大金で買い付けない方が安全とは思います。
しばらく様子見モードで観察したいと思います。分配金が入ってきたらまた報告いたします。