JEPI 400万円分の7月分配金報告ーXYLD/QYLDとの比較も【2022年】
QYLD全力太郎ことQ太郎です。
参院選は自民党が過半数の63議席を獲得して大勝となりました。
岸田総理が一度持ち出してひっこめた、金融所得課税増税も現実味を帯びてきました。
20%が30%になるとけっこうきついですね。
とくに米国株の高配当投資は、外国税の10%も加わるので、合わせて40%と半分近く税金で取られてしまいます。
米国株の高配当投資家にとっては、投資環境が悪くなりそうな気がしますね。
今回はJEPI400万円分の7月分配金報告です。QYLD/XYLDとの比較もおこないます。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。
JEPI 7月分配金報告
さて、JEPIの7月分配金報告です。
まずQYLD/XYLDとのチャート比較をしていきます。
QYLD/XYLDのチャート比較
現在JEPIは年初来で-11.73%です。カバードコール商品のQYLDやXYLDと比べると、上昇幅は大きいですね。8割が現物株の強さが活きています。
QYLDを見ると、現在は年初来で-20.28%です。上げはちょこちょこ、下りはドカーンなので、上昇局面でもあまり上がっていないのがわかります。
XYLDですが、こちらは年初来で-15.11%になっています。こちらも上昇局面で上りが弱いですね。
JEPIの純資産総額と分配金利回り
現在のJEPIの純資産総額ですが、約100億ドルほど。日本円にして1兆3500億円ほどです。QYLDが約66億ドルなので、QYLDを大きく抜いた形になっています。
今年2月の時点で、JEPIは約65億ドルとQYLDとおなじレベルだったので、かなりの急成長を果たしています。2月の時点でのQYLDは63億ドルでした。2月の時点での話はこちらを参照してください。
純資産総額の大きさは、そのETFの人気の大きさでもあります。
QYLDの人気にかげりが出ている一方で、JEPIに多くの資金が集まっていることになりますね。やはり大手JPモルガンのブランド力といったところでしょうか。
純資産総額の大きさは、流動性と安全性の大きさにもなります。JEPIはまだ日の浅いETFですが、安心感が出てきているとは思います。
経費率は現在0.35%。純資産総額が大きくなれば、安くなる可能性も出てきます。
分配金利回りは、現在9.4%ぐらいといったところですね。
JEPI 7月分配金
JEPI 7月の分配金ですが、277.72ドルになりました。税金を引いた実際の受け取り金額は199.20ドル、税金は78.52ドルです。がっつり税金で持っていかれますね。
前回のQYLDとXYLDの分配金ですが、QYLDは278.07ドル、XYLDは293.71ドルになっています。QYLDは分配金率が高いですが、株価下落によって、実際に受け取れる分配金は減っていますね。
JEPIの、昨年同月との分配金比較ですが、昨年0.3954ドルに対して、今回は0.6210ドルと、57%アップとかなり増えています。
先月も、昨年が0.3134ドルに対して、今年が0.5164ドルと、64%アップでした。今年は分配金が多く出ていますね。
組み入れ銘柄
現在の組み入れ銘柄ですが、アッヴィ、ユナイテッドヘルス、ブリストルマイヤーズといった鉄板ヘルスケア銘柄や、ハーシー、コカ・コーラ、ペプシコといった鉄板生活必需品セクター銘柄など、Q太郎好みのガチガチのディフェンシブ布陣です。というか個別株で持っているものが大半で、かぶりまくりですね。
GAFAM銘柄も、Googleとマイクロソフトが上位ですね。以前、Q太郎は、GAFAMで信用できるのは、Googleとマイクロソフトとアマゾンで、微妙なのがブランドを大きく見せようとするアップルとメタ(旧フェイスブック)との話をしましたが、JEPIのポートフォリオマネージャーのライナーさんとは気が合いそうです。
まとめとQ太郎の見解
JEPIは2020年に設立されたばかりなのでまだ日は浅いですが、カバードコール銘柄と違い、現物株の入っている安心感は大きいとは思います。
ガチガチにディフェンシブな布陣になっていますし、早期償還の可能性も低くなりますしね。
純資産総額が短期間で100億ドル突破と、人気も上がっています。あとは経費率が安くなればいいかなといったところですね。