元本保証レバナス実験 6月報告ー年初来+77%の上昇【SPXL/TECL/SOXL】|米国ETF投資2023年

一般ETFレバナス, 運用成績

title

QYLD全力太郎ことQ太郎です。

FOMCでの利上げ停止が意識され、S&P500は4372.59と、4400に近づいてきています。ショートカバーでかなり押し上げられている感じですね。年初来では14.35%となりました。10月の安値から考えると、+20%の強気相場入りになっていますね。

SP500

一方、NASDAQの方もAI関連銘柄の伸びによって、年初来で31.19%と大きな上げを見せています。

NASDAQ

その一方で、公益や生活必需品など、とくに高配当系は年初来から右肩下がりのさえない展開になっており、セクターごとの明暗がはっきしてきていますね。

それと16日の日本銀行の金融政策会合で、金融緩和策の維持予想が強まる中、ドル円が1ドル141円突破しました。日本からの投資だと、円安はブーストになりますね。

dollen

日経平均も上昇傾向ですが、この状況で上がって無かったら日本本気で終わってますしね。

そんな状況の中、今回は元本保証レバナスの6月報告です。ついでに他のレバレッジ商品であるSPXL/TECL/SOXLも見ていきます。

本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから

 

元本保証レバナス 6月報告

さて、レバナス実験の6月報告です。

元本保証レバナスについてはこちらを参照してください。

簡単に言うと、90万円分のキャッシュポジションと、10万円分のレバナスを用意して、レバナスが10万円以下になったらキャッシュポジションから補填するというものです。

レバナスが投資金額の2倍を超えたら、投資金額を引き上げることで無料の10万円レバナスが完成します。

現在のポジションですが、レバナス18万円、キャッシュポジション82万円となっています。10万円を切って追加投資することは、しばらくはなくなったかと思います。

levanas 2023 06

それで現在の状況ですが、17万4322円と、元本の18万円までかなりせまっている状況ですね。一時は-60%とかでしたが、今年一気に回復してきた状況です。

しかし元本保証レバナスの完成までは40万円近く必要なので、まだまだ時間はかかりそうです。

他のレバレッジ商品も見ていきます。

SPXL

S&P500の3倍レバレッジであるSPXLですが、年初来で+40.86%となりました。S&P500が年初来で+14.35%なので、2倍ちょいといったところですね。

SPXL

SOXL

半導体銘柄の3倍レバレッジであるSOXLですが、AIフィーバーによって年初来で+184.62%と爆上がり状態です。というか、もともと10ドル以下のボロ株状態だったので、上昇率が大きいですね。

SOXL

TECL

テクノロジー銘柄の3倍レバレッジであるTECLですが、年初来で+146.09%と、こちらも大きな伸びです。

TECL

AIフィーバーでテクノロジー関連は強気ですが、一方業績重視の高配当系はかなりきつい状況になっていますね。

 

まとめ

円安も加わって、テクノロジー系への投資は大きなブーストになっているとは思います。

一方で高配当系は年初来からのマイナスとさえません。SPYDも年初来マイナスですしね。

現在のテクノロジー優勢・それ以外だめだめの状況がどこまで続くかですが、モルガン・スタンレーとゴールドマン・サックスでことなる見解が示されています。

ゴールドマンのデービッド・コスティン氏は、

「急上昇したテクノロジー株に他のセクターが追いつく形で上昇が続く」

と予想しており、これから高配当系もつられて上がっていくのではないかとの見解を示しています。

一方で、モルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏は、

「1940年代の弱気相場では、S&P500が24%上昇した後に、新安値を付けた。

弱気相場が終わったと公式に宣言する向きが増えているが、当社は2023年の利益見通しに基づきこれに異を唱える」

と真逆の意見を述べ、今後のズドンは全然ありえるとの見解をしめしています。

専門家の間でも意見がわかれていますが、こういうボラティリティが激しい相場はあせって付き合わずに、時間分散でゆるりゆるりと付き合っていくのがいいかなとは思います。