マイクロソフトが決算で過去最高益でも株価下落の理由

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microsoftQYLD全力太郎ことQ太郎です。

マイクロソフトの第2四半期(2021年10-12月)の売上高ですが、517億ドルに達しました。

前年同期比で20%のアップです。500億円台に達したのは、今回が初めてですね。

もちろんこれはあくまで売上ですから、ここから経費やらなにやらもろもろを引いた純利益は188億ドルとなり、こちらも増加しています。1株当たり2.48ドルぐらいですね。

しかし過去最高にもかかわらず、時間外取引では-5%の株価下落が起こりました。

その理由について、今回述べていきます。YouTube動画でご覧になりたい方はこちらのリンクから

 

マイクロソフトの決算と今後について

マイクロソフトとVIG

マイクロソフトは、配当金は少ないですが、連続増配しているので、連続増配銘柄ETF「VIG」の主力メンバーになっています。VIGについてはこちらの記事を参照してください。

さて、「20%増の売り上げなんだから株価が上がるだろう」と思われるかもしれませんが、ぜんぜんそんなことはなくて、そのときの時間外取引では200日移動平均線を下にブレイクして落ちていきました。

ちなみにQ太郎は、マイクロソフトの株は年初に利益確定で売ったので、いまはノーポジションです。けっこう利益は出ました。

ただマイクロソフトはVIGに含まれている銘柄、というか一番割合の多い銘柄なので、わざわざ別個で買う必要もないかなという気はしますね。

買うにしても、VIGを買ったほうがコスパとリスク面でいいですしね。

VIGはユナイテッドヘルスやジョンソン&ジョンソン、P&G、ホームデポ、P&G、コストコと、Q太郎好みのディフェンシブな銘柄が詰まっているETFですしね。

クラウドプラットフォーム「Azure」について

VIGの宣伝になってきたので話を戻しますが、マイクロソフトは一般的にウィンドウズで稼いでいるように思われていますが、基本的にこの手のIT企業の主戦場は「クラウドプラットフォーム」です。

クラウドプラットフォームというのを簡単に説明すると、ようするにネット上で企業のサーバを利用してコードを書いたり動かしたりできるので、場所やPCにこだわることなく、いろいろなネットサービスをネット上で直接つくることができるというものです。

ざっくり言えば、ネット上に高性能のPCがあって、それを自由に使えるという感じですね。

いまクラウドプラットフォームといえば、アマゾンの提供しているAWSが有名ですし、Q太郎も使っていましたが、マイクロソフトはマイクロソフトで「Azure(アジュール)」というクラウドプラットフォームのサービスをおこなっています。

現在、クラウドプラットフォームは、1位はアマゾンのAWSですが、マイクロソフトのAzureは2位に追いついています。3位はGoogleのGCP(グーグルクラウドプラットフォーム)ですね。

この3社がすごい勢いで客の取り合い合戦をしているというのが、クラウドプラットフォーム界の現状です。

で、マイクロソフトの今回の決算は、四半期としては過去最高益だったのですが、問題はこのクラウドプラットフォームの「Azure」なんですね。

Azureの売上高は減速しており、クラウド部門の売上高は46%増でした。

これだけ見ると「増えてるじゃん」って思うかもしれませんけど、

前々期は51%増、前期は50%増と、どんどんペースが落ちていってるのですね。

それで、51%、50%ときて、今回46%増でしたから、

右肩下がりでペース落ちとるやん

ということで、失望の売りと言うわけです。

企業は成長しないとだめなのですね。

大変ですよね、本当に。

まあ、アマゾンのAWSは便利ですし、使いやすいですしね。

ただそのあとにマイクロソフトが、

今年の1ー3月の売上高の伸び率が、前期に比べて上昇する見通し

との発表があったことから株価が持ち直し、一時4%近く上昇することになりました。

ただ200日移動平均線を突っ切っちゃってますので、今後上値が重い展開にはなりそうです。

利上げも控えてますし、この手のハイテク銘柄は基本的に売られる流れにはなってきていますね。

他の銘柄も、決算良かったとしても上がるかというと、きびしい環境のような気がします。

いま買う向かうのはちょっと厳しいかと思います。上値も重いですしね。

買うにしても、VIGとかを積み立ててお茶を濁すのがいいかなとは思いますね。

このあと控えている他の銘柄の決算次第で、釣られ安もありますしね。

そんなわけで、まだまだ他の銘柄も決算が待ち構えています。

それらの話も分かりやすい形で記事していきたいと思います。

 

マイクロソフトの今後とQ太郎の見解

マイクロソフトですが、けっこういろいろがんばっているのですね。

Surfaceの売り上げも8%アップしていますし、あとゲーム事業では月額制のサブスクリプションゲームサービス「XBOX GAME PASS」が好調です。

一カ月1000円ぐらいでゲームがいろいろ遊べるんですね。

Q太郎は3カ月100円のときに加入してみて、XBOX GAME PASSにあった「ドラゴンクエスト11S」を頑張ってクリアしました。100円で「ドラゴンクエスト11S」が遊べたのなら、お得だったかもしれません。

それで、3カ月のサービス期間が終わったあとですけど、解約しました。すみません。

それとマイクロソフトはこの前、約7.8兆円で大手ゲーム会社のActivision Blizzardを買収しましたね。コールオブデューティーとかウォークラフトとかの有名ゲームの会社ですね。

ゲーム方面は今後の展開も期待できるかと思います。むしろメタ(元Facebook)のほうがやばいことになりそうな気はします。

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