【プチ移住】ニュージーランドに住んで良かった・悪かった3選

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NZ

QYLD全力太郎ことQ太郎です。

今回はニュージーランドに住んでみて良かったこと・悪かったこと3選です。

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台湾の良かった・悪かった3選

さて、ニュージーランドに住んでここが良かった・悪かった3選です。

ちなみにニュージーランドのビザですが、台湾とおなじく3か月までビザなし滞在ができます。

ただ台湾と違って、18カ月中最大で9カ月までしか滞在できないので、一度出国してまた入るというのを繰り返す戦法は使えません。

あと入国時にNZeTA(ニュー・ジー・イー・ティー・エー)という渡航証明を事前に申請し、4000円ぐらいの入国税を払う必要があります。ただこれは一度とってしまえば2年間有効です。詳しくはこちらを参照してください。

そんなわけで、よかった点・悪かった点についてです。

よかった点

良かった点その1は、気温がおだやかです。夏でもだいたい24度前後ぐらいで、けっこう快適ですね。向こうは日本と季節が逆になります。

ただ時期によっては雨が降ったりやんだりで、1日のあいだで天気がころころ変わったりします。

ぐわってめちゃめちゃ雨が降って、またすぐに天気がよくなって、またぐわって雨が降るみたいな感じですね。ちょうどQ太郎が滞在していた時期は雨が多く、一部の地域が洪水状態になっていました。

それでも蒸し暑いみたいな感じはないですし、クーラーとか扇風機をつかう必要もないので、エコ的によいところだとは思いました。

良かった点その2ですが、人が親切です。

台湾もそうですけど、南国の人は全体的に親切ですね。当然悪い人もいますが、全体的には親切です。空が明るいと心に余裕ができるのかもしれませんね。

あと住民同士の助け合いシステムができていますね。

しばらく知人の家に住んでいたのですが、その地域はSNSで連絡網をつくっていて、なにかあったときにSNSに書き込みをすることで、みんなで助けに行くというシステムができあがっていました。

それで大雨のときに、近所のおじいさんから「家が浸水した」みたいな連絡があって、みんなでバケツを持って水のくみだしにいったりしていました。

すごい人数がいっせいに押しかけていって、中には業務用のポンプを持っていって設置している人もいて、なんかお祭り騒ぎみたいでした。

それで終わったらあいさつもとくにせず、さっさと帰っていくみたいな感じで、あたりまえのようにこなしているのが印象的でした。

向こうは日本と違って、業者呼んでもなかなか来ないので、いろいろなことを自分たちで対処しないといけないのですね。家も自分で修理するのがあたりまえみたいな感じです。

良かった点その3は、思ったよりお金を使わなくていいことです。

日本にいると、いたるところに100円ショップやスーパー、コンビニ、外食店があったり、いろいろなイベントやら、新刊や新作ゲームが発売されたりなどで、不必要な出費が自然に増えていきます。誘惑が多いのですね。

こちらの娯楽は散歩したり、浜辺や公園でぼうっとしたり、図書館で本読んだりみたいな感じです。図書館は外国人でも自由に入れるので、気軽に利用できます。

店がそもそも少ない問題がありますが、結果的に出費が生活費や交通費ぐらいになりますね。

いちおう外食店もありますが、けっこういい値段なので、日本みたいに気軽に食べる感じではないです。

悪かった点

次に悪かった点です。

その1は、物価が高いですね。

卵1パック800~1000円ぐらいします。あと適当なペンも1本数百円とかですね。店が少ない分、日本みたいな安売り競争しなくていいのか、物価は高めです。

先ほども述べたように、むだなお金をつかわせるようなものはないのですが、基本的な生活費は高めですね。

その2は、交通が不便で、車がないとけっこう厳しいです。住宅地と商業地できっかり分かれているような感じなので、買い物に行く場合は移動が大変です。

交通もバスぐらいしかありませんし、日本みたいに、家を出たらすぐコンビニやスーパーがあるみたいな状況でもありません。

そのため車がないといろいろと厳しいですね。

その3は、最近は治安がそんなによくないです。

いちおう世界治安ランキングだと2位ぐらいで、日本より上なのですが、体感的にそんなに治安がよくないなという感じもします。

近所の宝石店に車ごと突っ込んで強盗したという事件が発生していたり、ギャンググループがいたり、治安の悪い地域というのもあったり、銃を使った事件があったりで、日本とおなじ感覚で立ち回らないほうがいいかなという気がしました。

ニュージーランドはけっこう貧富の差があって、資産トップの2人が貧困層の下から数えて30%分、人数にして150万人分の資産を持っています。

さらに資産を上から数えて20%の人が、残り80%の人たちとおなじぐらいの財産を持っているなど、貧富の差が激しくなっています。

さらに子供の30%が貧困層で、とくにマオリの人たちの貧困が深刻化しています。ホームレスの3分の1がマオリといわれていますね。

あと住宅価格のインフレがすごくて、とくに以前までは中国の富豪が不動産を爆買いしたことで住宅価格がめちゃくちゃ上がりました。去年はちょっと落ち込みましたが、年間5~7%みたいな上昇率が続いてきた感じですね。

現在は法律が変わって、外国人による中古物件の購入は禁止になりました。それで多少落ち着いた感じはありますが、やはりとにかく不動産価格が高いです。

結果的に住宅を借りれなくて、ホームレスになってしまう人も多数続出しました。OECD35加盟国の中で一番ホームレスが多い国ともいわれています。

土地や財産を持っている人はインフレでさらに資産が増えていくのですが、労働者は厳しい環境ですね。ピケティにいうように、労働は資本にはかなわないということです。

ニュージーランドは、アーダーンという女性首相が格差問題にメスを入れようと頑張っていたのですが、簡単にいくわけでもなく、むしろ生活費高騰でどんどん支持率を落としました。ちょうどQ太郎がいた時期に「もう力が残ってない」ということで、自ら辞任してしまいました。じっさい大変だとは思います。

 

まとめ

そんなわけでよかった点は、

・気候がおだやか
・人が親切
・むだなお金をつかわなくてすむ

悪かった点は

・物価が高い
・交通が不便
・最近は治安がそんなによくない

です。

とくにインフレで貧富の差がひどくなっているので、今後も治安がどんどん悪化していくんじゃないかという気もしますね。

普通に暮らして、あぶない地域に近寄らないかぎりは問題ないとは思いますが、いうほど安全な国でもないかなという感じです。

どこの国でもそうですが、基本的には油断をせず、細心の注意を払いつつ、楽しく暮らすといいかなとは思います。