QYLDで新NISA・積立NISAを使い倒す方法【940万円お得!?】
QYLD全力太郎ことQ太郎です。
今回は、「QYLDで新NISA・積立NISAを使い倒す」というテーマでお話します。
現在、NISAは年間120万円まで投資可能になっています。Q太郎とその家族は、来年からNISA120万円枠を使ってQYLDを買い増ししようと考えています。
NISA枠だと分配金に税金がかかりませんしね。
ただし外国税の10%はかかってくるので注意が必要です。
NISAで買ったものは確定申告をおこなえませんので、外国税額控除を利用して取り戻すことはできません。ここは本当に注意しておいてください。
NISA口座は含み損を利用した損出しもできませんので、人によってはNISA口座にしたほうが損をすることもあります。米国株の損出しについては以下の動画を参照。
それでは新NISA・積立NISAを使い倒す方法を述べていきます。
新NISAとは?
まず新NISAを簡単に説明します。
新NISAは2024年からスタートする新しい制度です。
これまでのNISAは120万円以内なら何を買ってもいいという制度でした。
新しいNISAでは、
買えるものが限定された1階部分の20万円と、
これまでどおりの何を買ってもいい2階部分の102万円の、
合わせて122万円が無課税で運用できます。
ただ2階部分も、レバレッジ投資信託みたいなのはだめのようですね。
いわゆる、みんな大好きレバレッジナスダック、いわゆるレバナスみたいなのはだめなのかもしれません。
そこでこの新NISAをつかって、無課税枠を有効活用する方法を考えてみました。
新NISAを有効活用したQYLD投資方法
1年目
まず102万円部分をQYLDで埋めます。
年のはじめに一括投資ですね。
現金でもいいですし、すでに口座にあるQYLDなどを売却してから、その資金で買い直してもいいでしょう。
とにかく一括投資です。
つぎにQYLDの分配金をつかって、S&P500か全米のインデックス投資信託を購入します。
100万円ですから、11%で考えると税金分の外国税10%引いて、年間10万円ぐらいでしょうか。これをすべて使って投資信託を購入し、1階部分に入れます。
のこりの10万円は現金で投資信託を購入して埋めてください。
2年目
2年目も、また102万円分のQYLDを年初めに一括購入します。
すると200万円分のQYLDになるので、分配金は20万円です。
これで20万円分のインデックス投資信託を購入します。
3年目
3年目は93万円分のQYLDを年初めに一括購入。
年間分配金はだいたい29万3000円ほどになりますので、9.3 万円を使ってQYLDを買い、残りの20万円を使ってインデックス投資信託を購入します。
4年目
4年目は85万円分のQYLDを年初めに一括購入。
年間分配金はだいたい38万5千円ほどになりますので、18万5000円を使ってQYLDを買い、
20万円で投資信託を購入。
5年目
5年目は78万円分のQYLDを年初めに一括購入。
年間分配金は47万8000円ほどになりますので、27万8000円を使ってQYLDを買い、20万円で投資信託を購入します。
6年目~10年目
さて、NISA枠は5年までなので、1年目の新NISA枠をロールオーバーしなければなりません。
ここでロールオーバー先に新NISAではなく、積み立てNISAを選択します。
新NISAのルールとして、1階部分を積み立てNISAにロールオーバーすることができるというのがあります。
しかも購入時の金額でロールオーバーできるので、20万で購入し、仮に5年後40万になっていたとしても、20万円として積み立てNISAの枠に入れられます。
積立NISAは40万円までなので、残り20万円投資することができます。
ここでまたQYLDの配当金の出番です。すでに年間50万円の分配金が出る状態なので、税金を考慮しても20万ぐらい楽に払えますね。
追加投資なしで積み立てNISAの40万円を埋めることができるのです。
積立NISAは20年運用ですが、そのうちの20万円分は、NISAで運用した5年と合わせて、実質25年の運用になります。
こうやって残りの新NISAも積み立てNISAに移していきます。
11年目以降
5年が終了したら、また新NISAで1年目と同じことをして、5年後に積み立てNISAに一階部分を移していきます。
新NISAへ移すための資金がなければ、これまでのQYLDを102万円売却。その資金で新NISAで102万円分のQYLDを購入します。
こうすれば、新NISAも積み立てNISAもフル活用することができますね。
まとめ
まあ、QYLDの株価が下がることを考えていないなど、完全に皮算用ですが、こういう有効活用方法もあるということを覚えていただければと思います。
このブログで何度も言っていることですが、QYLD自体は毎年上値が切り下がっており、右肩下がりの状況です。
将来的には償還リスク(QYLDが無くなるリスク)がありますので、短期~中期的な投資対象になるでしょう。
QYLDについては以下のリンクを参照してください。