【資産形成】未来の自分(クソ野郎)に奉仕しすぎていないか|あいつは後出しで批判する

【資産形成】未来の自分(クソ野郎)に奉仕しすぎていないか|あいつは後出しで批判する
【毎日17時更新中!】たまに午前中にも追加投稿します。未来の自分のために節約し、資産を残しても、その未来の自分は結果を見てから好き勝手に批判してくるかもしれません。この動画では、・未来の自分が現在の選択を簡単に批判できる理由・成功と失敗の意...

こんなコメントをいただきました。

「今の自分が苦労をして節約して、資産を貯めて、未来にいる自分のために資産を送っているという状態ですが、途中で亡くなる可能性もありますし、苦労が報われない場合もあります。このあたりのバランスをQ太郎さんはどうお考えでしょうか?」

とのことです。ありがとうございます。

Q太郎的には、未来の自分って、結構信用できないのですね。

今の自分も、ある意味過去から見れば未来の自分なわけで、例えば今の自分が、十年前の過去の自分へ、一つだけダメ出しができるとします。

何を言うでしょうか。

あのとき、もっと株を買っておけばよかった。インデックス投資を早めにしておけばよかった。Apple株を買ってたら何十倍にもなっていた。

逆に、あんな物へ、お金を使わなければよかった。

もっと早く転職しておけばよかった。

反対に、会社を辞めずに続けておけばよかった。

もっと勉強しておけばよかった。

家族と過ごす時間を増やせばよかった。

健康に気をつければよかった。

現在の自分は、過去の自分へ簡単にダメ出しできるわけです。

なぜなら、答えを知っているからです。

どの株が上がったのか。

どの仕事が続かなかったのか。

何にお金を使って後悔したのか。

結果を全部見たあとで、過去の選択を採点します。

しかし十年前の自分は、その答えを知りません。

その時点で持っていた情報と、お金と、体力の中で選びました。

それでも現在の自分は、平気な顔で言います。

「あれは失敗だった。あの株を買わなかったのは間違いだった」

まあ、たんに後出しじゃんけんしているだけなのですね。答えを知っている今だから言えることを言って、後悔しているわけです。

そして今度は、未来の自分からダメ出しされないように、現在の生活を変えようとします。

老後に困らないよう、もっと節約する。

将来後悔しないよう、もっと働く。

投資の正解を外さないよう、今度は人気企業の株を買っておく。

そして未来の自分はこういうかもしれません。

「なんであの株を買ったんだ。大損じゃねえか。さっさと損切れよ」

「節約して意味あったのか? もう寿命が尽きるんだが」

「体を壊してまで苦労して働いたから、こんな状況になっているんじゃねえか。ふざけんな」

そんな感じで、こっちは現在進行形で苦労をしているのに、未来の自分は後出しじゃんけんをして、批判してくるのですね。とんだクソ野郎なわけです。

そんな感じで、未来に待ち構えるとんだクソ野郎のために、苦労して節約したり、蓄財したりして、お金を献上することが果たしてよいことなのか。

そんなクソ野郎を満足させるために、現在の自分は、どこまで苦労して我慢すればよいのでしょうか。

そんなわけで、ようこそ、Q太郎のお金の哲学へ。お金に飲み込まれないための生存戦略を独自の視点で解説します。

今回は「未来の自分というクソ野郎のために、今を犠牲にしていいのか。あいつは後出しで批判する」を深掘りしていきます。

・三つ話すこと

今日は大きく三つ話します。

一つ目、なぜ未来の自分は、現在の選択を簡単に批判できるのか。

二つ目、なぜ未来の自分は、失敗の意味まで勝手に書き換えるのか。

三つ目、現在の自分と未来の自分は、どのように人生を分け合えばよいのかです。

最後に、未来の自分は守るべきお客様なのか、それとも信用しすぎてはいけない同居人なのか。Q太郎なりの見立てを置いて終わります。

・一つ目・答えを見てから採点する

それでは一つ目、なぜ未来の自分は、現在の選択を簡単に批判できるのかです。

現在の自分が、百万円を持っているとします。

株を買うか、現金で残すか迷います。

株を買って値下がりしたら、未来の自分は言います。

「なぜ、あのとき現金を残さなかった」

では現金を残し、そのあと株価が上がったらどうでしょうか。

「なぜ、あの安値で買わなかった」

どちらを選んでも、未来の自分には批判できます。後出しじゃんけんのクソ野郎もいいところです。

仕事も同じです。

若いうちに働けるだけ働き、お金を貯めたとします。

未来の自分は、「体力のあるうちに、もっと旅行や趣味を楽しめばよかった」と言います。

では仕事を抑え、今の時間を楽しんだらどうでしょうか。

未来の自分は、「あのころ、もう少し働いていれば、老後は楽だった」と言います。

節約をしても批判されます。

お金を使っても批判されます。

結婚しても、しなくても。

家を買っても、借りても。

会社へ残っても、辞めても。

選ばなかった人生の結果は見えません。

そのため未来の自分は、実際に選んだ道の欠点だけを見て、選ばなかった道のよい部分を想像できます。

家を買って修繕費に困れば、賃貸なら自由だったと思います。

賃貸で家賃を払い続ければ、家を買っておけば資産が残ったと思います。

選ばなかった人生には、修繕費も、家賃の値上げも、人間関係のトラブルもありません。

実際に生きていないので、都合のよい部分だけを想像できます。

現在の自分は、不確実な未来を見ながら選びます。

未来の自分は、結果を見ながら、その選択を批判します。

この採点は、最初から公平ではありません。

それなのに私たちは、未来の自分から満点をもらえる選択を、現在の時点で探そうとします。

投資情報を調べ続けます。

老後資金を計算し続けます。

一円でも無駄にしないよう、買い物を我慢します。

しかし未来の自分は、どれだけ準備しても、新しい採点基準を持ってきます。

お金が足りれば、時間が足りなかったと言う。

時間があれば、もっと挑戦すればよかったと言う。

挑戦して失敗すれば、無理をしなければよかったと言う。

後出しで採点する人へ、先回りして満点を取ることはできないのですね。

・二つ目・失敗の意味まで書き換える

二つ目、ここからが大きな問題になるのですが、なぜ未来の自分は、失敗の意味まで勝手に書き換えるのかです。

現在の自分は、過去の失敗を思い出します。

高値で株を買い、損をした。

必要のない物を買った。

仕事を辞める判断が早すぎた。

信じた人に裏切られた。

その時点では、取り返しのつかない失敗に見えます。

しかし、そのあとに起きた出来事によって、失敗の意味は変わります。

投資で大きく損をしたことで、自分のリスク許容度が分かった。

無駄な買い物をしたことで、本当に好きな物が見えた。

会社を辞めたことで、別の仕事に出会った。

人間関係が壊れたことで、一人でも生活できるようになった。

すると未来の自分は、しれっと言い出します。

「あの失敗があったから、今がある」

成功者が言いそうな、後出しじゃんけんのクソみたいな言葉です。おまえ、失敗した時は泣きわめいたり、そばにいる人たちに当たり散らしたりしてなかったかと。何をしれっと美談にしているんだと。

あれほど過去の自分を責めていたのに、人生が少しよい方向へつながると、急に必要な経験だったことにします。この、てのひら返しです。

反対のことも起こります。

あのときは正解だと思っていた選択が、何年かあとには失敗に見えます。

給料の高い会社へ入った。

当時は成功だと思った。

しかし働きすぎて体調を崩せば、あの選択は間違いだったと思います。

安い家を買えた。

当時は得をしたと思った。

しかし住んでみて生活に合わなければ、失敗だったと思います。

選択した瞬間に、その選択の意味が確定するわけではありません。

その後の人生によって、成功が失敗になり、失敗が成功になります。「塞翁が馬」なわけです。

ということは、現在の自分が「絶対に失敗しない選択」を作ろうとしても無理なのですね。

評価する未来の自分自身が変わるからです。

現在はお金が最も大切でも、未来には健康のほうが大切になるかもしれません。

現在は成長を望んでいても、未来には安定が重要だと思うかもしれません。

現在は一人が気楽でも、未来には誰かと過ごしたくなるかもしれません。

逆に現在は人に囲まれていたくても、未来には静かな時間を望むかもしれません。

未来の自分は、現在の自分より賢い完成品ではありません。

その時点の体調や環境、価値観に影響されながら、過去へ好き勝手な評価をつける、別の自分です。

そんなクソ野郎な未来の自分にお金を送るため、現在の自分を犠牲にする。しかも感謝されるとは限らない。というか、確実に批判してくる。

これでは、誰のために生きているのか分かりません。

・三つ目・未来をお客様にしない

三つ目、現在の自分と未来の自分は、どのように人生を分け合えばよいのかです。ここからはバランスの問題ですね。未来のクソ野郎とどうやって共存するかです。

未来の自分を信用できないから、貯金も投資もせず、全部使ってしまえばよいという話ではありません。

現在の自分が未来になったとき、生活費がなくて困る可能性はあります。

年齢とともに働きにくくなることもあります。

病気や介護など、予想できない支出もあります。

未来へ備えを渡すことには意味があります。

ただし未来の自分を、絶対に満足させなければならない「お客様」にしないことです。

未来の自分というお客様が将来困らないよう、現在の自分は働き続ける。

お客様の資産を減らさないよう、欲しい物を我慢する。

お客様が後悔しないよう、失敗しそうなことは何もしない。

未来の自分を最優先のお客様にすると、現在の自分は、その人のために働く召使いになります。未来の自分の奴隷になる場合もありますね。

しかもそのお客様というクソ野郎は、どれだけ尽くしても、結果を見てから苦情を言います。

「もっと貯めておけ」

「もっと使っておけ」

「もっと働け」

「もっと休め」

要求が矛盾しているので、満足させることはできません。言っていることがむちゃくちゃなわけです。

現在の自分も、過去の自分から見れば、相当なクソ野郎なわけです。「早めにインデックス投資しておけばよかった」とか、「あの株を早めに買っておけばよかった」とか、しれっと言いますしね。

Q太郎は、現在の自分と未来の自分は、同じ人生に住む同居人くらいに考えたほうがよいと思います。同居している家族みたいな感じですね。

現在の自分だけが全部を使えば、同居人である未来の自分が困ります。

未来の自分へ全部を残せば、現在の自分が人生を使えません。

どちらか一方が主人で、もう一方が召使いではありません。

未来の自分には、生活できる程度のお金と、いくつかの選択肢を渡す。

現在の自分には、今の体力でしかできないことや、今おいしいと感じる物へ使う分を残す。

未来の自分を完璧に幸福にするのではなく、困ったときに少し対処できる余地を渡します。

そのうえで、現在の自分も人生の取り分を受け取ります。

旅行をしたいなら、体力のある今に行く。

好きな物を食べたいなら、健康な今に食べる。

会いたい人がいるなら、今会う。

ただし未来の生活を壊すほど、すべてを使い切らない。同居人も助けるし、自分も助ける。どっちも助ける。

正解を一つに決めるのではなく、現在と未来の両方が、少しずつ不満を持つくらいに分けます。公平というのは、全員が少しずつ不満を持つことですしね。

どちらか一方だけを完璧に満足させようとしないことが、長い人生では案外公平なのだと思います。

・まとめ

最後に、未来の自分は守るべきお客様なのか、それとも信用しすぎてはいけない同居人なのか。Q太郎なりの見立てを置いて終わります。

現在の自分は、過去の自分へ簡単にダメ出しします。

結果を知っているからです。

あのとき株を買えばよかった。

早めにインデックス投資していればよかった。

あの仕事は辞めるべきではなかった。

もっと貯金しておけばよかった。

もっと遊んでおけばよかった。

矛盾する批判を、結果に合わせて使い分けます。とんだクソ野郎です。

未来の自分も、現在の自分へ同じことをするでしょう。

現在の自分は不確実な中で選び、未来の自分は答えを見てから採点します。

そのうえ未来の自分は、自分の価値観まで変えます。

今の失敗を、将来は必要な経験だったと、しれっと言うかもしれません。

今の成功を、将来は人生を失敗させた原因だと言うかもしれません。

未来の自分は、賢い神様ではありません。

結果を見てから、過去へ好き勝手に物を言う、かなり信用ならない相手です。

Q太郎は、未来の自分のために、今の自分が尽くしすぎてはいけないと思っています。

未来へ備えることは必要です。

しかし未来の自分を、現在の自分より偉い存在にしてはいけません。

未来の自分は、お客様ではありません。

現在の自分と、同じ人生を共同で使う、信用しすぎてはいけない同居人です。

お金を全部使えば、同居人が困ります。

お金を全部残せば、現在の自分が困ります。

未来へは、完璧な人生ではなく、問題が起きたときに考えられる余地を渡せばよい。

そして現在の自分にも、今しか使えない時間と体力の取り分を渡します。

どうせ未来の自分は、何をしても間違いなく文句を言います。

「インデックス投資を早めにしていればよかった」とか言っている、今の自分とおなじです。

それなら、絶対に批判されない人生を作ろうとしないことです。

現在の情報で考え、現在と未来の両方へ、できる範囲で配分する。

結果が悪ければ、そのときの自分が、また残った条件の中で考えます。

反対に、現在は失敗だと思っていることも、未来の自分が勝手に意味を書き換えてくれるかもしれません。

未来の評価は、未来へ任せます。

まだ存在しない採点者の顔色をうかがい、現在の人生を全部我慢へ変えない。同居人と共存するために、バランスよく資産や時間を配分していく。

Q太郎は、それくらいの距離で未来の自分と付き合うのが、ちょうどよいと思っています。

皆さんは、過去の自分へダメ出ししていることがありますか。また、当時は失敗だと思ったけれど、あとから考えると必要だったと思える選択はあるでしょうか。よければコメントで教えてください。全部読ませていただいています。

数字を味方に。そして、誰の欲望でもない自分の人生を、自分の手で耕していきましょう。

ではまた、Q太郎でした。この動画を気に入っていただけましたら、高評価・チャンネル登録をよろしくお願いいたします。

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