【S&P500】0.3%ルール 100万円分の12月運用報告ー1ドル135円の円高【米国株投資】
QYLD全力太郎ことQ太郎です。
利上げペース鈍化も見えてきたことから、S&P500は4000台を回復。年初来で-15%のところまで戻ってきました。
一方のドル円は1ドル135円まで円高が進みました。200日移動平均線が近づいているので、ここで反発するかどうかですね。ここを突き抜けると、さらに円高が進むかもしれません。
株は上がっているけど円高は進行しているという状況なので、ここで株も落ちると円高・株安のダブルパンチになるので注意が必要です。
そんな状況の中、S&P500投資信託の0.3%取り崩し、12月運用報告です。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから。
0.3%ルール 12月報告
さて、S&P500の0.3%ルール12月運用報告です。
0.3%ルールは、S&P500投資信託を年初で4%取り崩す4%ルールの代わりに、毎月0.3%を取り崩すというもものです。
本実験では、みんな大好きeMAXIS Slim米国株式を100万円分使用しています。
楽天証券の自動取り崩し機能で、毎月1日に受け取れるようになっています。
それで今月の取り崩し金額ですが、3,116円になります。税金は27円です。あいかわらず安いですね。
仮に分配金で同様の額を受け取った場合、外国税無しだと2483円、税金は633円、外国税有りだと2235円、税金は881円になります。
元本のほうは103万4801円とまだ100万円以上の状態ですね。
9月から4カ月受け取ってきた金額の合計は1万2,324円、税金の合計は30円です。10月にマイナスがあったので、その分で相殺されていますね。取り崩しはマイナス分で税金を帳消しにできるというメリットが大きいです。
まとめとQ太郎の見解
現在、S&P500は前述したように上昇傾向ですが、来年のリセッション確率はかなり高まっています。
そもそもリセッション確率100%の、3カ月物が10年債を追い抜く状況から、さらに2年債まで追い抜いてしまっています。来年は怖いかもしれませんね。
来年の怖さは、株安に加えて、円高も来るという株安・円高のダブルパンチ状態です。ITバブルのときもそうでしたが、日本円換算だと、株価の下落以上の、かなりの損失を出すことになりますね。
ブルームバーグの調査では、ウォール街のストラテジストの多くが、来年のS&P500の下落を見込んでいます。
アメリカン・センチュリー・インベストメンツのリッチ・ワイス氏は、「株式相場が2年連続で下落することはあまり発生しない。発生すれば、今回のリセッションが本当にひどく、相場がより長期にわたって下落、もしくは横ばいが続くと見なした動きだろう」と述べています。
過去100年に渡るデータでは、2年以上連続で相場が下落したのは4回しかなく、直近ではITバブルのときに発生しました。
ちなみに今年はどれだけひどい状況かと言えば、S&P500は1月のピークから一時は最大で25%下落していました。10月の安値から14%回復した現在でも、1年前にストラテジストらが示した最も弱気な予想を3%余り下回っているという状況です。
来年もさらに予想を超えて落ち込む可能性もあります。円高の危険性もありますし、来年もまた過酷な一年になりそうですね。
逆に円高・株安のタイミングで、円資産でエントリーできれば美味しい状況になるかもしれません。そのため、余力は残しておいたほうがいいでしょう。
そんなわけで無理しない方がいい時期とは思いますので、長期投資の人は淡々と毎月積み立てで淡々と投資していくのがいいでしょう。儲けることよりも損しないことを第一として、ゆるりゆるりと投資していくのがいいとは思います。