QYLDとXYLD 400万円分の12月分配金報告と比較【2022年】

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QYLD 2022 12

QYLD全力太郎ことQ太郎です。

米国株は週間でプラスで引けましたが、為替の方は円高になって、結果的にトントンみたいな感じになっています。

SP500

S&P500は5日間で+1.66%、年初来では-15.11%となりました。

NASDAQ

NASDAQは5日間で+2.82%、年初来で-27.61%と、-20%からの脱却はまだまだといったところです。

dollen

ドル円のほうはここ数日で134円台まで急激に落ちており、200日移動平均線を下に抜けてしまっていますね。5日間で4%ぐらいは落ちているので、日本円換算だと株の上昇をすべて帳消しにしたうえでマイナスになってしまっているとは思います。

そんな状況の中、QYLD/XYLD 400万円分の12月分配金報告です。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから

 

QYLD/XYLD 12月分配金報告

さて、QYLD/XYLDの12月分配金報告です。

QYLD

QYLDの方は株高につられて上昇傾向になっていますが、出来高が伴っていないので薄商いでの上昇という感じになっています。年初来では-25.44%と、まだまだ弱気相場ですね。

XYLD

XYLDのほうは上昇からの横這いが続いています。年初来では-20.35%と、元となるS&P500の年初来-15.11%よりもさらに落ち込んだ状況になっていますね。カバードコール商品の上昇力のなさがあらわれています。

分配金の方ですが、QYLDは特定・NISA口座合わせて286.71ドル、税引き後は212.40ドル、税金は74.31ドルとなります。

XYLDの方は291.75ドル、税引き後は217.04ドル、税金は74.71ドルとなります。

今回も落ち込みの少ないXYLDの方が分配金が多いという状況ですね。

QYLDの1株当たり分配金は0.1648ドル、昨年同月は0.2246ドルなので、-26.6%の減配になっています。

XYLDの1株分配金は0.4052ドル、昨年同月は0.3646ドルだったので、こちらは+11.1%ほど分配金が増えた形になっていますね。

 

まとめとQ太郎の見解

QYLDが分配金をどんどん減らしていく一方で、XYLDが分配金を増やしているという状況になっています。

ただXYLDの株価はS&P500よりも落ち込んではいますね。正確に言えば、上昇局面でS&P500のように大きく上がらなかったことから差が出てきています。

今は株価よりも、急激な円高への進み方で、円資産での評価額を減らしているという状況です。金利差が縮小していくと円高へさらに進む可能性もあります。

ただ先週に11月の雇用統計が発表されましたが、非農業部門雇用者数が予想の前月比20万人増を上回る26万3000人増になりました。

平均時給も前月比で+0.6%と、予想の+0.3%の2倍の数字を叩き出してしまったことから、賃金インフレが思った以上にしぶということが露呈してしまっています。前年同月比では+5.1%の増加、こちらも市場予想の+4.6%を上回ってしまっています。

こうなると「一段の利上げもあるのではないか」という話になってきて、株価にとってはあまりよろしくない環境がまた出来上がってくるかもしれません。

ブルームバーグ・エコノミクスのアナ・ウォン、イライザ・ウィンガー両氏は「平均時給の伸び加速は、労働者不足が依然としてインフレ圧力を強めていることを示す。労働市場の調整が緩慢であることを踏まえると、米金融当局は9月の金利予測分布図で示した最終金利レートの予測を引き上げざるを得ない公算が大きい」と述べており、さらなる利上げや金利の高止まりを示唆しています。

さっさとリセッションが来て、利下げという話になれば株価は上昇トレンドに入っていくとは思いますが、そこまでの間、金利が高止まりする状況がどれだけ続くかという点が問題になってきます。長引けば長引くほど、普通に銀行にあずけて利子をもらった方が有利な状況になりますので、株にとってはあまりよろしい状況ではないですしね。

そんなわけで無理ない投資をしていくのがいいとは思います。