資産1億円超えでも『ユニクロ』を着る科学的な理由。偽物の富裕層を見抜く『カウンターシグナリング』の正体

seikousya jimi

Q太郎のお金の哲学です。

今回は、成功者ほど地味な格好をする理由についてです。

Youtubeで観たい方は以下のリンクから。

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資産1億円超えでも『ユニクロ』を着る科学的な理由

今回は前回の続きみたいな内容ですが、前回は「ブランド品って人生の成功に必要なのか?」みたいな話をしていました。

「ブランド品」は「人生の成功」に必要?「無駄遣い」とも言えないわけ
Q太郎のお金の哲学です。今回は、「ブランド品」は無駄なのかについてです。Youtubeで観たい方は以下のリンクから。「ブランド品」は無駄?最近ちょっと不思議だなと思ったことがあるんですよね。節約界隈だと、「ブランド品なんてただの無駄遣いだ」...

前回は、「ブランド品をつけることって、実は『私はこういう人間ですよ』というシグナルを発信しているんですよ」という、「シグナリング理論」の話をしたんですね。人間って意外と、時計とかバッグとか靴とか、そういうものを見て相手を判断していることがあります。

実際、社会では身だしなみって結構重要です。「スーツを着ない詐欺師はいない」なんて言葉もありますが、身だしなみって信用につながるんですよね。前回も話しましたが、成功していなくても成功しているようなシグナルを送ることで、結果的に成功につながることもあります。

ただですね。今回は逆なんです。

「じゃあ、なんでスティーブ・ジョブズとか、マーク・ザッカーバーグとか、超がつく成功者って、ラフな格好でOKなの?」という話です。日本ならホリエモンさんとか、ひろゆきさんとかですね。

そんなわけで、ようこそQ太郎のお金の哲学チャンネルへ。賢く資産形成をしつつ、お金に悩まされない生存戦略を発信しています。

それで今回なんですが、ここからちょっと景色が変わるんですよ。

超富裕層はなぜ地味になるのか

もう一つ面白い現象があるんですね。

それが、超富裕層ほど逆に「地味な格好」をしたがることです。

スティーブ・ジョブズ、マーク・ザッカーバーグ、日本ならホリエモンさんとか、ひろゆきさんとかですね。何百億、何千億持っているような人達なのに、意外と服装って地味なんですよ。

普通に考えたら逆じゃないですか。

何百億持ってたら、毎日ブランド品で全身固めてもよさそうなのに、なぜか黒いタートルネック、ジーパン、スニーカーみたいな感じです。

ジョブズ本人は、「選択の回数を減らすため」と言っていました。

Q太郎もたまにありますけど、「今日何着ようかな」って、地味に脳みそ使うんですよね。黒にするか、青にするか、靴どうしようかとか。

たいしたことないように見えるんですが、人間ってそういう小さい判断でも積み重なると結構疲れるそうです。

だからジョブズたちは、「服に脳のエネルギーを使いたくない」と考えていたわけですね。

ただですね。

ここちょっと面白いところなんですが、もう一つの見方もできるんです。

「着飾らない」を見せつける【カウンターシグナリング】

前回は、「良い腕時計をつけて、私はこういう人ですって発信する話」でした。

でも今回は逆なんです。むしろ、「そんなもの必要ありませんよ」というシグナルを送る話なんですね。

これを「カウンターシグナリング」と言います。

簡単に言うと、「私はもう十分持ってるので、わざわざ見せる必要ありません」という発信です。

普通の人が高級時計を見せるのは、「見てください」というシグナルです。

でも超富裕層は逆なんです。「そんなもの、もう卒業しました」みたいな感じです。

しかもこれが結構ややこしいんですよ。

【シリコンバレー】むしろスーツが怪しい世界

例えばシリコンバレーって、普通に考えたら高級スーツを着た人が歩いてそうじゃないですか。巨大企業の経営者がいて、お金持ちがいて、投資家がいて。

でも実際は結構逆なんですよね。何百億持ってる人が、パーカーにジーパン、足元はスニーカーでコーヒー持ちながら歩いてたりします。

もし日本の感覚でそこへ行ったら、多分びっくりすると思います。

「え?この人、普通の人じゃないの?」って。

でも向こうでは、それがむしろ成功者のシグナルになってたりするんです。

「私はテック以外に興味ありません」

「服に時間使ってません」

「本業だけに集中してます」

そういう意味も含まれているんですね。

オタク界隈って結構そういうところありますよね。ゲームでもパソコンでもアニメでも、ものすごい知識持ってる人ほど、服装には全然興味なかったりします。もちろん全員ではないですが。

だからシリコンバレーって、ある意味巨大なオタク文化みたいなところもあるんです。

【キアヌ・リーブス】セレブらしくないセレブ

それでここから、Q太郎が今回結構面白いなと思った話なんですが。

昔、Q太郎がネットニュースで見た話なんですが、キアヌ・リーブスが地下鉄で座席に座っていたそうなんです。

映画好きなら知っている人も多いと思いますが、キアヌ・リーブスを知らない人のために一応言っておくと、 映画『マトリックス』とか『ジョン・ウィック』で有名な、世界的な俳優ですね。大物も大物の、超大物です。

で、その地下鉄なんですが、キアヌが普通に座っていたら、隣に大きな荷物を持った女性が立っていたそうなんですね。

するとキアヌ、それに気づいて、スッと立ち上がって「どうぞ」って席を譲ったんです。

しかもそれを別に「見てください」みたいな感じでやったわけじゃなくて、本当に普通に立ち上がっただけなんですね。そのあと自分は普通にポールにつかまって立っていたそうです。

この様子をたまたま同じ車両にいた人がスマホで撮影していて、それがYouTubeなんかに上がって、世界中で話題になりました。

Q太郎最初これ見たとき、「いや映画のワンシーンかよ」って思ったんですよ(笑)

だって何百億持ってる人って、勝手に黒塗りの高級車で移動してるイメージありませんか。後ろにSPみたいな人がいて、窓真っ黒の車から降りてきて、みたいな。

でもキアヌ・リーブスって、結構そういうイメージと真逆なんですよね。

ボロボロの靴履いてたり、一人で公園のベンチでサンドイッチ食べてたり、普通に地下鉄に乗ってたりするんです。

ここちょっと面白いところなんですが、多分多くの人って、それを見て「この人すごいな」って思うんですよね。

普通なら、「何百億持ってるならもっと豪華な生活すればいいのに」ってなりそうなんですが、逆なんです。

むしろ、「あれだけ成功してるのに、こんな普通なんだ」っていうところに、人って妙に好感を持ってしまうんですね。これも一種のカウンターシグナリングですね。

【レッドスニーカー効果】ルール破りが強く見える理由

ここからちょっと面白くなってくるんですが、実はこういう現象には名前までついています。「レッドスニーカー効果」というものです。

例えば、セミナー会場で講師がスーツ姿で現れたとします。これは普通ですよね。黒いスーツに革靴で、ネクタイ締めて、いかにも「講師です」って感じです。

でもそこに、スーツ姿なのに足元だけ真っ赤なスニーカーで出てきた人がいたら、ちょっと気になりませんか。

多分会場の人、最初ちょっとザワッとすると思うんですよ(笑)

「え?なんで赤いスニーカーなんだ?」
「この人、大丈夫かな?」
「それとも、なんかすごい人なのかな?」

って。

人間って面白くて、普通なら守るはずのルールを平然と外している人を見ると、妙に気になってしまうんですね。

実際の研究では、そういう少しルールを外した人の方が、「この人はすごい人なのではないか」と思われることがあるそうです。しかも、「この人は顧客が多そう」「高い受講料を取ってそう」とまで思われたりするらしいんですね。

もちろん、本当にすごいかどうかは別問題です(笑)

ここちょっと面白いところなんですが、多分普通の人って、「ルールを破ると怒られる」っていう感覚があるじゃないですか。

学校でもそうですよね。制服をちゃんと着なさいとか、ネクタイ締めなさいとか。

だから逆に、「そんなことしても平気な人」を見ると、脳が勝手に、「この人は普通の人じゃないのかもしれない」って補完し始めるみたいなんです。

【大学教授】権威がある人だけができること

ただですね。ここが結構重要なところなんですが、このカウンターシグナリングって、誰でも使えるわけじゃないんですよ。

例えば研究では、一流大学では、スーツ姿で身なりをしっかり整えた教授よりも、Tシャツ姿でひげを生やした教授の方が、学生から尊敬を集めるという結果があるそうです。

これだけ聞くと、ちょっと不思議じゃないですか。

普通に考えたら逆ですよね。大学教授だったら、スーツを着て、身なりもちゃんとしていて、「いかにも先生です」って感じの人の方が尊敬されそうです。

でも例えば東大とかハーバードみたいな大学だったら、学生側も勝手にこう思うんですね。

「こんな格好でも教授やれてるってことは、この人相当すごいんじゃないか?」

「服装なんか気にしなくても、能力だけで認められてる人なんじゃないか?」

みたいな感じです。

逆に、あまり権威のない大学で同じことをすると、真逆の現象が起こるそうなんです。Tシャツ姿でひげを生やした教授は、単純に「だらしない人」と認識されてしまうんですね。

これちょっと考えると当たり前なんですよ。

例えば、ノーベル賞を取った世界的な学者が、ジーパンにスニーカー姿で歩いていたら、「うわ、この人なんか天才っぽいな」ってなるかもしれません。

「ああ、この人、もう服装なんか気にしなくてもいい世界にいるんだろうな」って。

でも普通のおじさんが同じ格好していたら、「普通のおじさん」です(笑)

むしろ、「寝坊したのかな?」ってなるかもしれません。

これ、日本でも似たような例ありますよね。例えば橋下徹さんって、弁護士なのに茶髪だった時期がありました。普通に考えたら、弁護士って黒髪で、スーツで、真面目そうなイメージじゃないですか。

でも橋下さんの場合は、「そんな格好でも成立してる」こと自体が、逆に強い印象になっていた気がするんですよね。

同じようにルールから少し外れていても、「自由にできる立場の人」と思われるか、「ただルールを守らない人」と思われるかで、意味が真逆になってしまうんです。

あとこれ、ひろゆきさんとかホリエモンさんの話でも、似たようなこと結構ある気がするんですよ。 

例えば、ひろゆきさんは「遅刻ができる人は優秀」みたいな話をしますが、これを普通の人がそのまま受け取って、「よし!明日から遅刻しよう!」ってなったら、普通に会社をクビになるだけです(笑)

ホリエモンさんの「有り金は全部使え」もそうですよね。「よし!明日から有り金全部使うぞ!」ってなったら、普通に破産します(笑)

多分ここで大事なのって、言葉そのものじゃないんですよ。「誰が言っているか」なんですね。

社会的ステータスのある人が、カウンターシグナリングとして発信しているから、「すごい考え方だな」とか、「自由な人だな」として受け止められるわけです。

【面接】普通の人が真似すると危険な理由

前回も話しましたが、就職活動で面接にジーパン姿で行ったら、多分普通に落ちます。

もしその学生が、ノーベル賞を取っているとか、超大企業の社長の息子とか、「どうしたって欲しい人材」なら話は別かもしれません。でも普通は無理ですよね。

ここちょっと残酷なんですが、採用担当って、「優秀な人」を探している以上に、「やらかさない人」を探しているところが結構あるんです。

多分これ、学生側からすると、「いや、能力で判断してくれよ」って思うかもしれません。

でも採用する側からすると、結構怖いんですよね。

例えば面接会場に来た学生が、ジーパン姿で入ってきたとします。

その瞬間、多分採用担当の頭の中では、

「なんでジーパンなんだ?」

「TPOわかってないのかな?」

「入社してからもこういう感じなのかな?」

みたいなのが、一気に走ると思うんです。

しかも人間って、一回マイナス方向の印象がつくと、その後の話って結構入りにくくなるんですよね。もうジーパン姿見ただけで、その後の話が全然入ってこない(笑)

どれだけ面接の受け答えが良くても、最初に、「この人大丈夫かな?」が入ってしまうと、かなり不利になります。

Q太郎がもし採用担当だったら、多分「大丈夫かな……」って思う気がします(笑) 

だって採用した後で何か問題起こしたら、「なんであんな学生採ったんだ」って言われかねないですからね。「お前、ジーパンで来た学生通したのかよ!」って、多分普通に怒られると思います(笑)

そう考えると、採用担当側からしたら、リスクを考えて「取らない」っていう判断になるのも、ある意味自然なんですよね。 Q太郎でもそうすると思います(笑)

中国・王府井の例

それでQ太郎、昔中国で似たようなものを見たことがあるんですよ。

北京に「王府井」という有名なショッピング街があるんですね。日本で言ったら銀座みたいな場所です。デパートが並んでいて、高級ブランド店もあって、高級飲食店もあって、人もすごく多い歩行者天国です。

ところがQ太郎、そこ歩いてたら、なぜかパジャマ姿のおじさんとかおばさんが結構いるんですよ(笑)

最初見たとき、「え?寝坊したのかな?」って思いました。

しかも一人じゃないんです。結構いるんですよ。

「なんだこれ?」って思っていたんですが、後から聞いた話だと、王府井でパジャマ姿って、「私はこの近くに住んでいますよ」っていうアピールになるらしいんですね。

日本で言えば、銀座をパジャマ姿で歩いてる感じです。

「俺は銀座の近くに住んでるから、ちょっと散歩したり、物買うくらいならパジャマで十分なんだぜ」みたいな感じですね。

これも一種のカウンターシグナリングなんですね。

「私はもう、この場所に慣れてますよ」
「わざわざ着飾る必要もありませんよ」

っていうシグナルになっているわけです。

ただQ太郎は、ちょっとやりすぎな気もしましたけどね(笑)

尊敬を集めるというより、「いや、普通に着替えてこいよ」ってちょっと思いました(笑)

超富裕層はブランド

ここで、高級ブランド会社にも結構やっかいな問題があるんですね。

商品として考えたら、本当はたくさん売りたいわけです。でも高級ブランドって、売れすぎても困るんですよ。ちょっと不思議ですよね(笑)

普通の会社だったら、「売れた!やったー!」なんですが、高級ブランドの場合は話が少し違います。

だって、もし街中みんなが同じブランドバッグ持ち始めたら、高所得者側がこう思い始めるんですね。

「あれ……なんかみんな持ってるな」

「なんか普通になっちゃったな」

って。

ブランド品って、機能だけじゃなくて、「限られた人しか持てない」という部分にも価値があるので、誰でも持てるようになると、その価値が下がってしまうんです。

だから高級ブランドって、実は結構難しい商売なんですね。

売りたい。でも売れすぎても困る。

買える人を増やしたい。でも増やしすぎると価値が下がる。

かなりジレンマです。

それで面白いのが、超富裕層って、実はロゴがドーンと付いたブランド品を嫌う傾向があるそうなんです。

例えばルイ・ヴィトンなんかでも、富裕層向けにロゴを目立たなくしたバッグを販売していたりします。

ここだけ見るとちょっと不思議ですよね。

「え?ブランド好きなんじゃないの?」

って。

でも多分これ、前回話した「見栄の消費」をもう卒業してるんだと思うんですよ。

わざわざ「見てください!」ってやる必要がないんですね。

むしろ、「なんで私が企業のロゴつけて歩いて宣伝せなならんねん」みたいな感覚の方が近いのかもしれません(笑)

YouTubeでもそうですよね。お金払ってYouTubeプレミアムにしたら、広告消しますからね。

でもここ、さらに面白いところがあるんです。

実は、ロゴを消したバッグも、結局シグナルになってるんですね。

普通の人から見たら、

「ただの地味なバッグ」

なんですが、超富裕層同士は、

「あ、それルイ・ヴィトンだ」

ってわかるそうなんです。

つまり今度は、大衆向けじゃなくて、超富裕層同士の秘密の合図みたいになっているんですね。

「こいつ、わかってるな」

みたいな感じです。

そんな感じで、社会の下から真ん中あたり、もしくはそのちょっと上くらいまでは、「私はこういう人です」というシグナリングが強く働きます。

でもさらに上の超富裕層くらいまで行くと、今度は逆に、「そんなもの必要ありませんよ」というカウンターシグナリングが始まるんです。

ただ前にも話した通り、ここは結構重要なんですが、誰でも真似していいわけじゃないんですね。

ジョブズがやると天才になる。普通の人がやると、ただのおっさんになる(笑)

この差が結構大きいんです。

そんなわけでまとめると

そんなわけでまとめると、社会の下から真ん中あたりまでは、「シグナリング」がかなり強く働きます。「私はこういう人間ですよ」と、高級時計やブランド品で情報を送るわけですね。

ただ、そのさらに上の超富裕層や、圧倒的な実績を持っている人たちは、今度は逆に「そんなもの必要ありませんよ」というカウンターシグナリングを使い始めます。

でもここで大事なのは、「ジョブズの真似をすればジョブズになれる」わけじゃないことなんですよね。

ジョブズがジーパンで来たら、「天才だ」になります。でも普通の人がジーパンで来たら、「大丈夫かなこの人」になります。

同じ格好でも、人間って服を見ているようで、実際はその後ろにあるストーリーを見てるのかもしれませんね。

今日の話をしていてQ太郎もちょっと思ったんですが、皆さんの周りにも「めちゃくちゃすごい人なのに、やたら地味な人」っていましたかね。よかったらコメントで教えてください。

数字を味方に。そして、誰の欲望でもない自分の人生を、自分の手で耕していきましょう。

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