QYLDとXYLD 400万円分の2月分配金報告と比較ー米国市場の流れは変わる?【2023年】米国ETF投資
QYLD全力太郎ことQ太郎です。
先週の米雇用統計発表でちょっと流れが変わってきた感じです。詳しくは前回を参照してください。
ドル円も1ドル132円台まで上がってしまっていますね。株が下がっているのに、円安によって日本円換算で含み益が出ているみたいな状態になっているとは思います。
この一カ月、本当にジェットコースター状態で、またなんかあったら128円台に落ちるみたいなことを繰り返しそうな感じです。為替のボラティリティが本当に高いです。
そんなわけで今回は、QYLDとXYLD 400万円分の2月分配金報告です。
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QYLD/XYLD 2月分配金報告
さて、QYLD/XYLDの2月分配金報告です。前回の1月報告でも述べたように、リバランスで買い足しをおこなっています。
QYLDは年初からの株高に乗って、年初来で+6.87%の上昇となっています。
XYLDも同様に、年初来で+3.63%上昇しました。
それでQYLDの分配金ですが、NISA・特定口座合わせて319.86ドル、税引き後は243.87ドル、税金は75.99ドルとなりました。
XYLDのほうは315.78ドル、税引き後は240.58ドル、税金は75.2ドルとなります。
今回もQYLDのほうがちょっと多い形となりました。
QYLDの1株当たり分配金ですが、0.1696ドルとなっています。前年同月は0.2030ドルだったので、-16.5%の減配となっています。
XYLDのほうは0.4101ドル。前年同月は0.4808ドルなので、こちらも-14.7%の減配ですね。
株価と分配金が年々縮小している感じが出てきています。QYLDはもともとNASDAQが絶好調のときでも、株価は年平均-2%の減少を続けていましたからね。
まとめとQ太郎の見解
さて、今後の米国市場ですが、先週の米雇用統計発表でのサプライズで流れが変わるかどうかといったところです。
それと円安に振れている為替ですね。
日銀ですが、黒田総裁の後釜として、雨宮副総裁に打診があったとのニュースが報道されたことで、金融緩和継続が意識され、ドル円は132円台まで上がってしまいました。
現在の米国株投資は、米国株の値動きよりも、為替の影響がかなり大きい状態にあります。とにかくボラティリティが高いですしね。
すでに投資している方には円安はウェルカムなところがありますが、これから投資する方にはいきなりまた円高方向へズドンするリスクも抱えているため、ちょっと難しいところです。
日本からの投資は株価の上下よりも、現在は為替の影響が本当に大きいです。
とくに日銀が不意打ちばかりしてくるので、去年末からのドル円のボラティリティは異常なものがあります。
あとPCが売れなくなっていることから、半導体需要が落ち込んでいますね。PCメーカーのデルは、PC需要の落ち込みを受けて約6650人の人員削減を実施するとのニュースが本日ありました。
またアップルも、iPhone最新機種の需要落ち込みで、中国で800元(約1万5500円)の値引き販売がおこなわれています。半導体業界にとっては逆風が吹いている状況です。
S&P500は昨年10月の底値から16%値上がりしており、「強気相場入り」といわれる+20%まであと少しといったところです。FRBが「高金利を維持し続ける」としているにもかかわらず、市場は「そんなの知ったことか」でイケイケドンドンの状態になっています。
50パーク・インベストメンツの創業者、アダム・サーハン氏は「投資家はウォール街のトレンドに沿った行動を取れば報われる。決して相場の動向には逆らわず、損失を小さく抑えることだ」と述べており、現在のトレンドに追従することを示唆しています。
一方、エリオット・マネジメントのポール・シンガー氏は「弱気相場は終わってはおらず、昨年の20%の下落は十分ではない。バリュエーションを測る市場メトリクスの多くは、1929年の大恐慌や、ドット・コム・バブル時代よりも高水準だ。市場は無秩序に崩れる可能性が高い」との見方を示し、膨れ上がった債務が大恐慌に匹敵する大惨事を引き起こす時限爆弾になる可能性を示唆しています。
市場は強気派、弱気派で意見が割れていますが、ちょっとした材料で大きく動くような不安定さをかかえています。
為替ともにボラティリティが高い状況なので、コツコツと時間分散で投資していくのが安全とは思います。