QYLDとXYLD 400万円分の8月分配金報告と比較ー日銀会合後に円安へ【米国ETF投資】
QYLD全力太郎ことQ太郎です。
米国市場は夏枯れの8月に突入しました。アノマリーとして、8~9月は米国市場が低調になりやすい時期です。
昨夜は、格付け会社大手フィッチが米国債を「AAA」から「AA+」へ格下げしたことを受けて、債券も株価も落ちました。
S&P500 は-1.4%、NASDAQは-2.2%です。とくに謎の半導体企業NVIDIAが-4.81%と大きく落ち込んでいます。ボラティリティ高いですね。
そんな中、今回はQYLD、XYLDの8月分配金報告です。
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QYLD/XYLD 8月分配金報告
さて、QYLD/XYLDの8月分配金報告です。
QYLDは年初来で+12.74%。年初で買えた人はけっこういいタイミングだったとは思います。
ただNASDAQが年初来で+34.53%ということを考えると、分配金を含めても半分ぐらいの上昇になりますね。
XYLDは年初来で+4.32%。S&P500が年初来で+18.02%ということを考えると、かなり弱いとは思います。
分配金
QYLDの分配金ですが、特定・NISA合わせて339.27ドル、税引き後は258.67ドル、税金は80.6ドルとなります。
一方、XYLDのほうは221.43ドル、税引き後は168.74ドル、税金は52.69ドルとなります。
QYLDとXYLDで、分配金に100ドル以上の差がついてしまっていますね。カバードコール商品は株価で分配金が決まってくるので、今年はNASDAQベースのQYLDが有利ですね。昨年はXYLDのほうが有利でしたけどね。
こういうのは時期によりますので、状況次第とは思います。
1株あたり分配金
1株あたりの分配金ですが、QYLDは0.1797ドル、前年同月は0.1809ドルだったので、昨年とだいたい同じぐらいです。
XYLDのほうは0.2872ドル、前年同月は0.4386ドルだったので、-34.5%の減配となっています。
まとめ
さて、日銀の金融政策決定会合において、植田総裁が長期金利の上限を実質1%まで引き上げました。詳しくはこちらを参照してください。
これによってドル円は乱高下し、現在は円高ではなく円安の方向へと進んでいきます。
現在は1ドル143円台前半ですね。
というのも、米国のほうは好決算などが続いたことからのインフレ懸念や、国債発行額の引き上げもあることから、米国の10年債利回りが4.16%まで上がってしまっています。
これがドル高を招いており、今後も日米金利差があまり縮まらないのではないかという思惑も出てきています。
また昨年、日銀が145円台で円買い介入に入ったことから、逆に言うと145円までは円安が進むのではないかという見方も強くなっています。
ただ円は、ドル以外の通貨に対しては強含みしていますので、円高になる可能性も十分はらんでいます。
そんなわけで株も為替もボラティリティの高い時期ですし、夏枯れの時期にも突入してきていますので、時間分散で慎重な投資をしていくのがいいとは思います。