【悲報】時代は「GAFAM」から「MATANA」へーハブられたメタ【米国株投資】
QYLD全力太郎ことQ太郎です。
いま話題なのかどうかは知りませんが、米国株投資でとくに注目されていた「GAFAM」から、これからは「MATANA」の時代へという話題というか、ハブられてしまった旧フェイスブックことメタさんの話題です。
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「GAFAM」から「MATANA」へ
さて、「GAFAM」から「MATANA」への話題です。
これまで米国市場を大きくけん引してきたGAFAMです。
グーグル、アマゾン、旧フェイスブックのメタ、アップル、マイクロソフト
の5社ですね。
これがMATANAになるということです。MATANAは、
マイクロソフト、アルファベット(グーグル)、テスラ、アップル、NVIDIA、アマゾン
の6社ですね。
ぶっちゃけ、メタさんがアウトして、テスラとNVIDIAがインしただけの状態です。
なんか最近のニュース記事とかで
「突如台頭した「MATANA」の時代がやってくる!」
とか
「ビッグテック勢力図は「GAFAM」から「MATANA」の時代へ!」
とかあったのですけど、
「いやいやいやいや、突如もなにも、たんにメタさんがアウトしただけやん。勢力図変わってないやん」
と突っ込まざるをえない状況です。
メタについては以前も決算動画とかでいろいろいってきました。詳しくはこちらを参照してください。
「MATANA」は、コンステレーション・リサーチ創業者のレイ・ワン氏が生み出した造語で、2023年以降は先ほどの6社が米国経済をけん引するとのことですが、これまでもけん引してきましたので、べつに目新しい話でもなんでもなかったりします。
テスラもNVIDIAも、これまでも注目銘柄でしたしね。
ハブられたメタ
ここで重要なのは、変わり映えのない「MATANA」の6社のほうではなくて、やはりメタがハブられたことです。
投資家たちがメタにあまり期待できなくなっているのですね。
というのも、CEOのマーク・ザッカーバーグ氏が、
「これからはメタバースの時代! メタバースに投資する!」
という話でフェイスブックからメタに社名を変えたのですが、「そもそものメタバースが流行るんかいな」という部分に不安が多く集まっていました。
フェイスブックの社名を変えたことについては、間違った判断ではないとは思います。
すでにフェイスブックがアメリカで「年配の人が使うもの」みたいなイメージが若い人たちの間で染みついてきており、社名に古くささがでてきたので、それを一掃してしまいたかったのというのがあるのでしょう。
問題はメタバースのほうですね。
VRがきびしい
まずVR分野ですが、メタは「オキュラスクエスト」あらため「メタクエスト」というVRゴーグルを発売しており、売り上げは悪くないです。
ただVRゴーグルを装着したことがある人ならわかると思いますが、準備の段階ですごく面倒くさいのですね。
Q太郎は最近「メタクエスト2」を使いましたが、昔のVRゴーグルのようにPCとケーブルをつなぐ必要がなく、単体で動かすことができます。周囲のセンサーも必要ありません。
これだけでもかなりの進歩ですね。それでもやっぱり準備が面倒くさい。
ゴーグルをそのままかぶると汗などの汚れがつくので、「忍者マスク」という穴の開いたマスクみたいなものを顔につけなければなりません。
なんかもう、なんかデザインが厳しいです。
それにVRは以前も言いましたが、長時間つけられませんし、けっこうすぐに飽きてしまうのですね。
これまでVRが流行って廃れてを繰り返してきましたが、ゴーグルをなんとかしないかぎりはなかなか定着しづらいものがあります。
一部の愛好家がつかっているみたいなのが現状で、まだまだ万人向けではありませんね。
これをどうやって一般化するかのが大きな課題になってきます。
メタバース問題
次にメタバースの問題です。
「仮想空間内のモールショップを移動しながら買い物をする」みたいな、仮想空間にみんなが集まるネットゲーム的な構想がありましたが、そもそも
「ブラウザでAmazon開いてクリックした方が早い」
という根本的な問題があります。
わざわざ仮想空間に入ってから買い物とか、一般の人は面倒くさい手順を踏みたくないのですね。
動画もわざわざVRゴーグルつけて見たくはなくて、スマホでささっと見たいわけです。手順が多くなるのは手間なのです。
昔「セカンドライフ」というメタバースの元祖みたいなのがありましたが、すでに廃れてしまっています。Q太郎もやったことがありますが、やることがないのですね。
ゲームだったらモンスターを倒すとかありまけど、「セカンドライフ」はそういうのがないから本当にやることがない。知り合いがいればチャットするぐらいですね。
仮にメタバースをみんなが使うようになったとしても、それでメタが利益をとれるのかという次の問題も出てきます。
メタバースはメタの専売特許ではありませんので、アップルやグーグルがメタバース空間を作ってそこで利益を上げるかもしれません。
メタがメタバースのリーディングカンパニーになれるかどうかはまた別の問題なわけです。
まとめ
いろいろと前途多難な問題をかかえ、米国をけん引する会社からハブられてしまったメタですが、株価の方は現在上昇傾向です。
これまで下がり過ぎたというのもありますが、年初来で+68.25%と、レバナスレベルの上昇をしていますね。
今後どうなるかはわかりませんが、メタとメタバースがこの先どうなるかについて見守っていきたいとは思います。
それとそろそろ米国株にとって鬼門の「セール・イン・メイ(5月に売れ)」の季節に入ってきますので、投資は慎重におこなったほうがいいとは思います。