疑似QYLD 100万円分の3月分配金報告ー株安・円高ダブルパンチだけどNASDAQは週間上昇【米国株投資】2023年

一般ETF疑似QYLD, 運用成績

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QYLD全力太郎ことQ太郎です。

シリコンバレーバンクの破綻騒ぎから、金融や不動産、石油関連など景気敏感銘柄に多くの売りが入っている状況です。

SP500

一方で、今後の経済悪化からの、無理な利上げをできない、うまくいけば利下げもあるんじゃないかとの楽観主義的読みから、S&P500はそれほど落ちるでもなく週間で+2.13%のプラス引けとなりました。

NASDAQ

NASDAQの方も好調で、週間で+5.33%とけっこうな上昇になっています。昨夜は金融銘柄の下落にひっぱられてちょっと落ち込みましたが、それほど大きな下げにはなりませんでしたね。やはりNASDAQは金利の影響が大きいですね。グーグルとか、昨夜は逆に+1.3%と上がっていましたしね。

dollen

一方で、今後の利上げが弱まるとの観測から、日米金利差の縮小が意識され、ドル円は円高方向へとひっぱられていきました

現在1ドル131円台ですね。

日本からの投資の場合、現在は株価よりも円高による落ち込みが大きいとは思います。

ただドルで投資している場合、年末の損出しで円高なのは逆に多めに損失を出せるのでお得感はあります。ドル自体の金額は変わってないのに、日本円換算で多めに損失をとれますしね。

10YB

債券のほうですが、こちらもシリコンバレー銀行の破綻と今後の経済悪化の可能性を受け、利下げ読みからの債券価格上昇

とくに2年債は一気に金利が下がって4%を突っ切りました。現在、3.8%ぐらいですね。

10年債も一時4%超えていましたが、現在は債券価格が上がり、一気に3.4%まで利回り低下しています。

そんな状況の中、今回は疑似QYLD 100万円分の3月分配金報告です。

本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから

 

疑似QYLD 3月分配金報告

さて、疑似QYLDの3月分配金報告です。

疑似QYLD自体についてはこちらを参照してください。

簡単にいうと、NASDAQ100投資信託を毎月1%で取り崩すというものです。

現在は楽天証券の自動売却機能を使ってやっています。

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それで現在の状況ですが、元本部分は96万1710円、トータルリターンでは+9.58%のプラスになっています。

今月の取り崩し金額ですが、

9,495円(税128円)

になります。

仮に分配金で受け取ったばあい、

外国税無し 7566円(税1,929円)
外国税有り 6809円 (税2,686円)

になります。分配金は受け取った全額に税金がかかりますので、かなり差が大きいですね。

 

まとめ

今後の米国市場ですが、金融銘柄への不安は引き続きつづくとは思います。

前日の16日、経営不安が広がっていた米ファーストリパブリック・バンクに対し、米大手の11銀行が計300億ドル(約4兆円)を出して、支援することとなりました。4兆円をポンと出せるというのがすごいですね。

FSC

ただ株価への反応は薄く、けっきょく週末にかけて下がっていきました。122ドルから、半月の間で一気に23ドルまで落ち込んでますから、-80%超の下落です。これ買ってた人はかなり厳しいことになっているとは思います。

SPYD

金融や不動産、石油関連などの景気敏感銘柄で構成されている、みんな大好きSPYDも大ダメージをくらっており、半月で-11%ほど下がっています。こういう局面だと景気敏感銘柄は一気に落ち込みますね。

ちなみにここでの損失を埋めるように、資金がグーグルなどテック株へと流入しています。グロース系は金利が下がることで恩恵を受けますしね。

かといって、「よーし、テック系をバンバン買うぞ!」みたいな話でもないため、正直どう転ぶかわからない局面になっています。

インフレもおさまっていませんし、今後、金利が上がるのか下がるのかも不明ですしね。

来週は3月FOMCがありますし、利上げ幅がどうなるかに注目したいと思います。