JEPI 400万円分の12月分配金報告ーQYLD/XYLDとの比較も

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JEPI 2022 12

QYLD全力太郎ことQ太郎です。

昨日発表された11月の米生産者物価指数(PPI)が、市場予想の前月比0.2%を上回る+0.3%、前年同月比では+7.4%と予想の+7.2%を上回り、インフレ懸念が再燃して、S&P500は0.7%ほどの下落となりました。

SP500

この一週間は-2.9%と3%近い下落となり、年初来では-17.97%と、またもや弱気相場の-20%に向かい始めています。

来週はCPI発表とFOMCが控えていますので、どうなるかといったところですね。とくに円高が進むとダブルパンチの状況になるとは思います。

そんな状況の中、JEPI 12月分の分配金報告です。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから

 

JEPIの12月分配金報告

さて、JEPIの12月分配金報告です。

JEPI

10月から回復基調にありますが、来週のFOMCでどうなるかですね。

今月の分配金ですが、334.48ドル、税引き後で239.89ドル、税金は94.59ドルとなります。

1株当たりの分配金は0.6062ドル、昨年同月が0.3824ドルだったので、58.5%の増配となりました。ボラティリティの高まりで分配金が増えている形ですね。

今回、QYLDが286.71ドル、XYLDが291.75ドルだったので、JEPIがだいぶ多くなっています。カバードコール商品は株価と分配金が連動しますので、株価の下落が大きく響いていますね。

純資産総額

純資産総額のほうですが、166億ドルと、先月の144億ドルからさらに20億ドルのプラスとなっています。先月も20億ドルほどの流入があったので、けっこうなペースで増えていますね。

ただ現在、VYMは519億ドルと、先月の487億ドルから30億ドルほど増えています。まだまだVYMの高配当ETF1位の座はゆらぎませんね。

3位のHDVですが、127億ドルと、JEPIに引き離されている状況は続いています。現在株価の上昇で分配金利回りも3%程度なので、買いにくいところがありますね。

他のETFですが、SPYDは79億ドル、QYLDは67億ドル、XYLDは20億ドルほどとなっています。先月から数億ドルの微増となっています。

 

まとめとQ太郎の見解

今後の大イベントですが、12月13~14日に次の利上げ幅を決めるFOMCが、また13日には消費者物価指数CPIの発表がります。

ここでまた予想以上の数字が出てしまうと、インフレ懸念からのズドンがあるとは思います。

そろそろ年末なので、利益の出ている人は損出しをする時期になってきたとは思いますが、FOMCやCPI発表をまたぐと変動が大きくなるので、FOMC後のほうがいいでしょう。

今年の損出しの最終日は12月28日までなので、利益が出ていて税金を減らしたいという方は、それまでに損出ししておけばいいでしょう。タイミングを見ているほどの時間もないので、売った翌日に買い戻せばいいとは思います。

当然利益が出ていなければ、損出しする必要はありません。

来年の株価ですが、ここも意見の分かれるところで、インフレがピークを過ぎて、年間で10%程度の上昇を見せるとの意見と、金利高止まりで普通に株価が落ちていくパターンが考えられます。

さらに問題なのが、日米の金利差が縮まることと、黒田総裁が辞めたあとに日銀が方針転換して金利を上げてしまうという2つの要因から大幅な円高になり、ダブルパンチを食らうパターンです。

何にしろ、数年単位の短期的な変動は読めたものではないので、余力を残しておいたほうがいいでしょう。

投資は基本的に時間を活かして増やすものだと思っていますので、生活資金と急な出費に対応できる金額を確保しながら、余剰資金でゆるゆると投資していくのが精神的にもいいとは思います。