【米国株暴落】世界恐慌以来の8週連続下落ー今後の3つの対策
QYLD全力太郎ことQ太郎です。
米国市場は毎週のように下落を続け、ダウに至っては1932年の世界恐慌以来の、8週連続の下落になりました。90年ぶりの連続下落ですね。
S&P500は先週末で3901.36、年初来で-18.66%です。先週末は一時3800付近まで落ちましたが、そのあとに盛り返した形になります。
前回の動画でも述べていますが、グロース銘柄だけでなく、ディフェンシブ銘柄の多い生活必需品セクターまでもが大きく落ち込んでおり、市場全体が下げた形になりましたね。
Nasdaqのほうですが、こちらも年初来で-28.28%と、30%近くの落ち込みになっています。
グロース銘柄は金利の影響が大きいので、利上げが終わっていない以上、今後さらに落ち込む可能性も高いとは思います。
そして我らがQYLDですが、とうとうコロナショック時の最安値を下回る、設立以来最安値の17.41ドルを付けました。年初来では-20.46%と、こちらも大きな落ち込みになっています。
さらに畳み込んでくるのが円高進行ですね。米国が景気後退すると、一気に円高に振れる可能性もあるので、ダブルパンチを食らうかもしれません。
今回は現在の米国市場と、今後の方針について述べていきます。
S&P500の現状と今後
さて、現在よく言われているのは、S&P500がさらに10%下がるという話です。
これはブルームバーグの記事ですが、S&P500が現在からどこまで落ちるかという予想の中央値が3500とのことです。
現在3900なので、あと10%ほどの400は落ちるという公算ですね。
ちなみにコロナショック時の2240まで下げるという予想もあり、ここまで下げれば年初来で50%以上の下落になります。
現在20%近く落ちていますので、この予想だと、あと30%は落ちることになりますね。
半分になったものが元に戻るには、2倍にしなければならないので、回復までけっこう長期間を耐えないといけない可能性もあります。
ただ現在の問題は、単調に下落していくわけではなくて、高いボラティリティを伴っているということですね。
上下が激しいので、売っても買っても、短期的にはあまりよい結果にはならない可能性もあります。
そこで今後とるべき、3つのアクションについてです。どのアクションを取るかは、自分の状況に合わせて決めるといいかと思います。
今後の3つの対策
その1 休むも相場
まず1つ目が「休むも相場」で、傍観することです。
売りも買いもせず、9月あたりまで放置してしばらく休むことですね。
そもそも投資は余剰資金でおこなうものなので、いますぐ投資したお金が必要というわけでもないかと思います。
そのため、現金化する必要性もないとは思いますので、そのまま置きっ放しにして様子見ということです。
現在、現金の価値が上がっているので、「追加投資するには貯金が厳しい」「ポジション取り過ぎた」という人は、いったん休むのもありとは思います。
どちらにしろ、「5月に売って、9月に戻ってこい」の米国市場なので、金利云々無しでも軟調な時期です。
ボラティリティも高いですし、売りも買いもせず、ちょっと休んで様子見というのも政略としてはありとは思います。
個人投資家は、つねに投資を続けなければいけないわけでもありませんしね。
できるかぎり長く市場にとどまるためにも、売りも買いもせず、現金をキープしておくのも悪くはないとは思います。
その2 投資継続
2つ目は、「投資は継続」です。
毎月積み立てをしている人は、投資し続けられる余裕があればやめずに、積み立て投資を続けるのがいいかと思います。
できるだけ感情に左右されないように、自動で買い続けるのがいいですね。手動だと、そのときそのときの気分で投資判断を変えたりしますしね。
その3 少し売る
そして3つ目ですが「少し売る」です。
これは「ポジションを取り過ぎたり」「現金が必要」という人向けです。
売る時ですが、絶対に一気に売らないでください。
たとえば、毎月0.3%ずつ売っていくなど、少しずつ現金化していきます。毎月配当金をもらうようなものですね。
とにかく、売るにしても、一気に市場から撤退せず、ちょっとずつちょっとずつ、分配金をもらうような感じで売っていくのがいいでしょう。そのうち回復することもありますしね。
まとめとQ太郎の見解
そんなわけでまとめると
・休むも相場で傍観
・積立継続(感情を入れない)
・ちょっとずつ売って機会をうかがう。
とにかく売るにしても毎月ちょっとずつにして、投資した一部はかならず市場に留まるようにしてください。
とにかくボラティリティの高い時期なので、短期的には上にも下にも転ぶかと思います。
長期投資で積立NISAをやっている人は、年間の枠がもったいないので、積み立てを継続して、毎年使い切ってしまったほうがいいでしょう。