日本高配当株のおすすめ20銘柄ポートフォリオーメリット・銘柄の選び方についても【投資初心者・米国株投資家向け】

高配当ETF投資お役立ち情報

nihon kouhaitou

QYLD全力太郎ことQ太郎です。

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Q太郎のこのイラストが怖いというご意見をいただき、(お金をかけずに)どうすればいいかを考え、いらすとやで可愛いイラストを探してみました。ベースの色はこれまでどおり白ですね。

まあ、あれですね。おばけですね。おばけの〇太郎ですね。これ以上は怒られそうなのでやめておきましょう。

ペロシ米下院議員が台湾に到着し、米中間の緊張が高まっています。中国株は軒並み下げていますね。

SP500

S&P500は上がったり下がったりの展開です。寄り付きで大きく下げたかと思ったら、そのあとに前日終値を突破しての大きな上げ、かと思ったらまた下げていきました。前日比で-0.67%、年初来では-14.71%です。

NASDAQ

NASDAQのほうもアップダウンの激しい展開でした。寄り付きで下げ、そこから一気に上げていったものの、そのあとはだらだらと下がっていって、最後は前日終値を割り込んでしまいました。前日比-0.16%、年初来で-22.01%です。

10BY

インフレ懸念再燃からの利上げ織り込みで、債券利回りは急上昇しました。Q太郎的には、むしろこれまで金利が低下していたことのほうが変だったとは思います。

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債券金利が上昇したので、当然ドル円も円安方向へと動きます。130円台から、一気に133円台へのV字回復ですね。

そんなわけで今回は、投資初心者、米国株投資家向けの、日本高配当株のメリットとおすすめ銘柄、ポートフォリオ作成についてです。選ぶポイントなどについてもわかりやすく解説していきます。本記事をYouTube動画で観たい方はこちらのリンクから

 

日本高配当株

さて、日本の高配当株についてです。

NIKKEI

まず年初来からの日経平均を見てみましょう。この円安と金融緩和にもかかわらず、横這い横這いのさえない動きです。年初来では-5.35%、ドル換算だともっとやばいことになっています。日本株に投資したくない人が増えるのも、当たり前と言えば当たり前かもしれません。

ただ日本株で配当をもらう場合、さまざまなメリットがあります。

まず外国税がかかりません。

そして一番大きいのは、確定申告をすれば配当控除が受けられるということですね。

配当控除について

ざっくりいうと、課税所得が1,000万円以下であれば、所得税については配当所得の10%、住民税については配当所得の2.8%が控除されます。

たとえば195万円以下の所得税は5%なので、配当控除の-10%で、実質税金は0になります。

195万円~330万円以下の場合の所得税は10%なので、こちらも配当控除で税金0になりますね。

一方、米国株の場合、195万円以下のばあい、配当控除がないので5%を払わなければなりません。

195万円~330万円以下の場合は、所得税は10%を払わないといけないのですね。

100万円の分配金を受け取った場合、ざっくり計算だと、日本株だと税金は住民税の5%のみで5万円になりますが、米国株のばあいは、まず10万円の外国税を払ったのちに、所得税5%+住民税5%で10%なので、日本国内では9万円になります。合わせて19万円ですね。結構差があるのがわかるかと思います。

そういうわけで、日本株は税金的にかなり有利です。そのため、高配当投資のポートフォリオが米国株だらけだと、すごい額の税金を払うことになってしまうわけです。日本株も混ぜることで、配当利回りを上げることができます。

日本株の問題点

日本株の問題点としては、企業が成長しないことでしょう。

日本はずっと低成長を続けてきました。

そのため、キャピタルゲインで稼ぐことはもうあきらめて、配当を受け取るというインカムゲインの方向で投資を考えていくのがいいとは思います。

もちろん投資が上手い人は10倍株とかを見つけて大儲けすることもできますが、多くの人はそうではないので、できるかぎり堅実な方向での投資をしていきます。

1株単位で買う

それと日本株のやっかいな問題として、100株単位でしか買えないことですね。

そのため、SBIネオモバイル証券など、かならず1株から買える証券会社を利用してください。

1株単位でないと、ポートフォリオを組む時の株価調整が困難なのですね。

お金がうなるほどあるぜという人は100株単位で買って調整してもいいですが、そうでない人はかならず1株単位で買ってください。これは日本株投資をするうえで、かならずしておきたいことです。

銘柄選定

つぎに銘柄選定です。

かならず「有名な大企業」を買うことですね。

三井住友銀行とかNTTとか、あきらかに誰でも知っているレベルの会社を買います。

少なくとも自分の知っている会社を買うことです。

キャピタルゲインを得るには、知らない会社を買うのが王道ですが、ここではインカムゲインが目的なので、知っている会社に投資する方向でいきます。

また大きな会社だと、何かあれば普通にニュースで流れますので、状況を把握しやすいというのもあります。

1株単位で買いますので、下がったら買い増して、ポートフォリオのバランスを調整してください。

おすすめ20銘柄

おすすめ20銘柄ですが、できれば4%を超えるポートフォリオをつくりたいので、以下のような形になります。

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大企業しか選んでいないので、知っている会社だらけとは思います。

1万円ずつ買えば、20万円でポートフォリオが組めますね。減ったら買い足して、20万円をキープしてください。最初はこれで練習するといいでしょう。

あくまで参考程度ですので、知らない会社は買わないでください。知らない会社を買わないことは重要です。

エックスネットとかアビストとか蔵王産業とか、一般的にあまり聞いたことのない通好みの銘柄はまずさけてください。悪い銘柄ではないのですが、まず買うべきなのは誰でも知っている大企業です。

成長を期待できない会社も多いですが、ここでの目的は先ほども述べたように配当金です。地味に配当金を受け取るという地味な戦略でいく場合です。

個別株をセクターごとで説明します。

ヘルスケア

ヘルスケアセクターからは日本ケアサプライ(4.63%)と武田薬品工業(4.51%)です。どちらも有名な会社で、配当金も4%以上です。

日本ケアサプライは福祉用具のレンタルで、これからの高齢化社会でそこそこ安定的に利益を出せるのではないかと思います。あくまで安定的にそこそこです。

武田薬品工業は日本唯一のメガファーマーで、売上日本1位、世界9位です。こちらも成長にはあまり期待できませんが、大企業の強さでそこそこ安定的に稼いでくれるでしょう。

どちらも聞いたことがないというのであれば、買わないでください。あくまで自分の知っている会社だけを買ってください。もしくは調べて、納得したうえで買ってください。

エネルギーセクター

エネルギーセクターからはENEOS(4.33%)と伊藤忠エネクス(4.46%)です。

ENEOSは誰でも知っているとは思います。日本の石油元売で一番大きな会社です。

伊藤忠エネクスは国内トップの売上を誇るエネルギー商社ですね。

配当金は4%以上ですし、参入障壁の高さから、そこそこ稼いでくれるとは思います。

食料品

食料品からは日本たばこ(6.19%)、JTです。6%以上の高配当で、高配当投資家からは人気があります。

たばこ事業の独占権がありますので、これ以上ない参入障壁を持っています。

ただ株価自体は右肩下がりなので、できればズドンしたときに集めていきたいタイプですね。最初の1株ぐらいは適当に買ってもいいでしょう。

商社

商社は、5大総合商社をそのまま全部買います。

三井物産(4.1%)、伊藤忠(3.35%)、丸紅(4.88%)、住友商事(4.82%)、三菱商事(3.79%)と、とくに説明もいらないような有名商社ですね。配当の高さも魅力的です。そこそこ稼いでくれるでしょう。

金融

金融からは、三菱UFJ銀行(4.32%)、三井住友銀行(5.33%)、オリックス(3.7%)と、こちらも説明不要の代会社ですね。とくに三井住友銀行は配当金の高さが魅力的です。このあたりが潰れると日本が混乱するので、なにかあっても政府が助けてくれるとは思います。

不動産

不動産からはセンチュリー21・ジャパン(4.29%)を選びました。

本体のセンチュリー21のほうは、アメリカに本社を置く、世界80カ国以上に展開する不動産業者のフランチャイズ超大手企業です。

日本のは、センチュリー21と伊藤忠が提携して設立したものです。

土地や建物をかかえる必要のないフランチャイズ企業なので、自己資本比率が8割超えでキャッシュフローも安定しています。配当金をもらう側からするとキャッシュは重要なので、安心感がありますね。

景気敏感銘柄であることからズドンすることもあるので、適宜ひろっていけばいいとは思います。

保険

保険からは東京海上ホールディングス(3.79%)です。説明不要の、純利益国内最大の大手企業ですね。

株価は高めですが、1株単位なら買いやすい銘柄です。とりあえず1株買っておけばいいでしょう。

通信

通信は、NTT(3.09%)、KDDI(3.04%)、ソフトバンク(5.58%)の大手キャリアまとめ買いです。

これもとくに説明はいりませんね。

電力

電力は関西電力(3.78%)を選びました。東京電力はあれなので、人口規模で次点の関西電力を選んでいます。

これは自分の住んでいるところの電力会社でもいいとは思います。配当金と相談して選ぶといいでしょう。

ただ電力会社は東京電力や、最近ズドンした沖縄電力のようにやらかしがあります。

正直Q太郎は、電力株をあまり信用していませんので、ポートフォリオの5%に押させておきたいところです。

娯楽

最後にエンターテインメントとして、日本の誇るゲーム会社のコーエーテクモゲームス(2.04%)を選びました。「信長の野望」とか「三國志」とかつくっているところですね。

ここはゲームで稼いでいるというより、投資の達人である襟川恵子会長の株式運用で稼いでいるような状況です。本業の4割は投資の利益ですしね。

しかも襟川会長は4月の決算説明会で、「今年の1月に3%を残して全株を1日で全部売った。それで大暴落を免れた」と述べています。

この相場観のすばらしさ、本当に化け物としかいいようがないです。日本のバフェットですね。

つまりコーエーテクモゲームスに投資するということは、襟川会長に投資するということにもなります。バークシャーハサウェーみたいなものでしょうか

ゲーム業界は浮き沈みが激しいですが、「信長の野望」や「三國志」「真・三國無双」などロングセラーになる商品が多いのもあり、安定感はありますね。

ニンテンドーはどうなのという話ですが、株価が1株でも高いのでポートフォリオを組みにくいという問題がありますね。

そんなわけで、流行に流されにくいゲームと、襟川会長がいるということで、コーエーテクモゲームスを選びました。

べつに自分の好きなゲーム会社があれば、そちらに替えてもいいとは思います。ポートフォリオの5%ですしね。

 

まとめとQ太郎の見解

そんなわけで、おすすめ20銘柄でした。

とにかく初めのうちは誰でも知っている会社を買うのがいいでしょう。そのほうが管理しやすいですし、知っているので投資もしやすいですしね。

何に投資しているのかわからないのが一番最悪とは思います。

まずは20銘柄1万円ずつ、合計20万円でポートフォリオを組むことからはじめるのがいいでしょう。ぴったり1万円にはならないので1万円前後で、だいたいでやればいいです。

余裕があれば1銘柄2万円、合計40万円と、ちょっとずつ増やしていくのがいいとは思います。最初から大きな金額を投じないようにしてください。

銘柄も20銘柄ぐらいにしておいたほうがいいでしょう。これ以上は管理しきれませんし、1株でも株主総会のたびにすごい量の郵便物が届いてかなりうざいことになります。20銘柄あれば、リスク分散は十分とは思います。

あと日本株が世界株式に占める割合は6%ぐらいなので、日本株を買うにしてもポートフォリオ全体に占める割合はあまり大きくしないほうがいいでしょう。アメリカが世界株式の60%ぐらいなので、米国株の10分の1ぐらいでいいのではないかと思います。